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フェティッシュの火曜日
 
区営の釣り堀は無料とか30円

ヘラブナ釣りスタート

前のページで偉そうなことをいろいろ書いたが、私も釣り堀でのヘラブナ釣りなんて、中学生の時に同級生の内海君と一回いったきりなので、不安がいっぱいだったりする。

しかし周りをみればみんなポンポンと釣りあげているので、安い道具に悪い腕でも、まあ簡単に釣れるだろう。なんていっても釣り堀なんだし。

餌を練って仕掛けを作ったら、18年ぶりのヘラブナ釣りスタートだ。


びしっとヘラブナを釣り上げるベテランさん。釣れても大騒ぎなんかしない。 パラソルや竿掛けなどの装備も持参している常連さんがほとんどでした。

ヘラブナ釣りっていうのは、独特の長いウキを使ってやる釣りなのだが、魚が餌を吸い込むと、立っているウキが一瞬だけ5ミリくらい沈む。

そのウキが沈んだ瞬間、早押しクイズみたいにシュッと竿を上げると魚が掛かる訳だが、そういうシビアな釣りはぜんぜん経験がないので、これが釣れない釣れない。アタリは頻繁にあるのだが、ちっとも針に掛らない。


なにも考えずに、ウキが動くのをじーっと待ちます。 ずーっとウキを凝視していないとアタリがわかりません。

さすがベテラン釣り師を相手に毎日勝負しているヘラブナ達。これが見事に釣れない。子供のころからマブナはいっぱい釣ったけれど、やっぱりヘラブナは勝手が違う。

そういえば織田裕二はヘラブナ釣りが趣味らしい。

周りの人達が簡単そうに釣っているので油断していたが、無料釣り堀とはいえ、なかなか奥が深そうだ。

 

網は長いやつが必要です

そんな感じで一時間もまだ見ぬ大物との冷戦が続いたのだが、どうにかあわせのタイミングがわかってきたかなという頃、ようやく魚が針に掛かった。

魚を持ち帰らない前提の釣り堀とはいえ、やっぱり釣れると単純にうれしい。元気な魚が右へ左へと走る感触が、竿を持つ手に伝わってくる。これはなかなかの大物だ。


キター!(織田裕二風に)

ヘラブナ釣りは寡黙に楽しむものなのだが、そこは素人らしく安藤さんとキャーキャーいいながらどうにか魚を寄せて、さて網ですくってやろうとしたところで、家から持ってきた網が短すぎて、水面に届かないことに気がついた。


予想以上の届かなさ。

満員電車に長い網を持って電車に乗るのはどうかなと思って、リュックに入る短い網を持ってきたのだが、これが失敗だった。

手をいっぱいに伸ばしても、どうやったって魚までは届かない。網ですくわないと魚はあがらない。これ以上頑張ると確実に池に落ちる。そんなお約束はいらない。


こういうどうにもならない状況って、長い人生でよくありますよね。

ワーキャー騒ぎながらも「隣の人から網を借りる」という、冷静な状態ならすぐに思いつく当り前の答えにどうにかたどり着き、ポーンと針は外れてしまった。あーあ。

前ページの道具紹介に、「長めの網」というのを追加する必要があるようだ。

 

網を借りたら釣れました

この調子だといくら魚を掛けても釣り上げることができないので、網を買いに行こうかと思ったのだが、その前に一応管理人さんにレンタルの網がないか聞いてみた。

するといくつか貸せる網があるという。貸し道具はない前提の釣り堀だが、きっと私みたいな初心者用に常連さんのお古などを置いているのだろう。

無料なのにフレキシブルな対応、誠にありがとうございます。


この長さなら届く! サカモトさん、お借りします!

網さえあればこっちのもの。これで釣ったも同然だ。とかいってそれから30分もかかったけれど、ようやく1匹の小さなヘラブナを釣ることができた。苦労した分だけうれしい。

周りのおっちゃん達が当たり前のようにバシバシ釣っているヘラブナだけど、それはそれとして、自分にとってはしみじみうれしい一匹だ。


網があるって素晴らしい。 なかなかコンディションのいいヘラブナでした。

今日は三か所の釣り堀をまわる予定なので、ここでは一匹釣れたら移動しようと思っていた。しかし一匹釣れた頃には居心地が良すぎて、もうすっかり根が生えてしまっていた。ここから動きたくない。このまま閉園までずーっと粘っていたい。

でもやっぱり取材なので移動することにしたのだが、ここまで記事を書いてみて、ここで終っても別によかったかなと思った。でもあと二か所まわったので、最後まで書きますよ。



 

ゆかいな釣り対談 「Fishing Talking」 Vol.2

玉置 どうですか、久しぶりの釣り堀は。
安藤

周りがみんな初心者に超やさしいですね。サーフィンだとけっこう怖い人もいるんですが。

玉置 ここはギスギスした感じが全然ないですね。みんなゆとりがあるというか。
安藤 平和ですよねー。ヘラブナ釣りをもっと普及させたら、戦争とかなくなるんじゃないでしょうか。
玉置 平和の象徴がハトからヘラへ。ところで安藤さん、なんだかさっきから変わった釣り方していますね。竿が上向いてますよ。
安藤

ほら、水面にいる魚がパクパクしているじゃないですか。あいつの口の前に餌を出してやればきっと釣れると思うんですよ。

玉置 ああ、それは誰でも通る道ですね。見える魚を釣ってやろうっていう考え。でも、簡単そうでなかなか釣れな…
安藤 釣れたー!
玉置 ええ! な、なかなかやりますね。しかもでかいコイだなあ。
※この時点で私は一匹も釣れていなかった。
安藤

うおー、釣りたのしー!

玉置 安藤さんって反射神経とか運動神経が先祖がえりしていますね。いい意味で。
  つづく

 
 
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