ゴールデンウィークは天気が良かった。行楽地でフリスビーをして遊んでいる人をよくみかけた。女性と男性、大人と子供とが一緒になって楽しめるので、行楽にピッタリの遊びだと思う。 そういえば学生時代、スポーツの単位が必要でフリスビー(フライングディスク)の授業をとったことがある。久しぶりにやってみたいなと思ったのだが、ディスクを持っていない。ただ、帰宅してみると、ディスクのかわりに使えそうなものが家の中にたくさんあった。 お鍋の蓋とか投げたら楽しそうだよな。そんな誘惑に抵抗できなくなってしまったので、放り投げてきた。
(櫻田 智也)
町内の、多分みんなのものである草原へ
家の中からフリスビーのディスクに適していそうな物を集めてさっそく原っぱへとでかけてきた。別になにか投げなくても、草原にいるというだけでこの季節は気分がいい。
このへんの人はたまに信じられないくらい広い範囲で土地を持っていたりするので注意が必要である。それにしても、休み中にでかけた小岩井農場に負けるとも劣らぬ開放感。あそこでフリスビーをしていた若い男女を妬む気持ちは、もうこれっぽっちもない。
別にふざけているわけではない。 今回は通常のディスクとは異なりやや硬質な物も投げるので安全のためゴーグルをかけているのだ。
ディスク(じゃない)を投げる
さて、いざフリスビーと思ったのだが、どうやって遊ぼうか。ふつうお互いに投げ合ったりするのだろうが、そうしてしまうと撮影が難しい。仕方ないので、なにか的を設置し、そこに向かって投げるという遊びにした。
タンポポを胸にさして可愛くあしらったりしているわけだが、考えてみたら今からこれに向かって物を投げつけるのである。
急きょ、的に向かって投げるということにしたため、的との距離も「なんとなく」になってしまった。
さあ、ここでいよいよ緊張の第1投だ。最初のディスクはこちら。
これはもう納得のチョイスだろう。誰しもが投げてみたいと思いつつなかなか本気で投げたりできないものの代表といっていい。今回は、もう不要なカーナビ用のディスクがあったので放り投げることにした。さて、DVDはどんな感じで飛ぶのだろうか。
音にすると「ぴるるるる」という感じでどこかへ飛んでいったDVD。横向きで投げたディスクはすぐに縦方向の回転に変化し、そのまま「ぴるるるる」と地面に突きささった。何度かやってみたが、案外フリスビーみたいに飛ばせないのだ。
それにしても、もはや意味なくつけたゴーグルがアホっぽい。
どんどん投げる
さて、DVDがフリスビーに向かないということがわかったので、ほかのものを試していきたい。 続いてはこれだ。
これはもう間違いない。だいたいUFOの写真ってこんなのが写っているではないか。よく飛ぶ形なのだ。
さすがの安定感である。 的に当たる気配は全然ないわけだが、もはや的に当てようという意気込みもそれほどないのだからこれは仕方がない。なんにせよ鍋の蓋が飛んでいく様は、よくいえば詩的であり、よくいわないとバカバカしい。
ではここで、フリスビー気どりで投げた物たちの一部をダイジェストで紹介したい。よく飛ぶ品・飛ばない品、いろいろあるので、今後投げる際の参考にしてほしい。