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ロマンの木曜日
 
ワンタンタンタンタンタン麺を作る
雲呑・坦々・舌・湯麺

ワンタンタンタンタンタン麺とはなんだろうか。
それは雲呑・坦々・舌・湯麺のことである。
つまり、ワンタンメンとタンタンメンとタンメンにタンを乗せた食べ物のことだ。

これは僕が考えた空想上の食べ物であり、そしてまた、いま最も食べたい食べ物だ。
たぶんどこにもない食べ物なので、自分で作ってしまおう。

(text by 工藤考浩



タンタン麺が好き

僕が生まれて初めてタンタン麺を食べたときのことは今でもはっきり覚えている。
いつどこで食べたのかは忘れたが(なのではっきりとではないな)、大変な衝撃を受けた。
それまで僕はタンタン麺を挽き肉が入ったタンメンだと思っていたのだ。
挽き肉入りタンメンは、僕に対してそれほど魅力のないメニューだ。普通に豚肉が入っているタンメンの方がいい。
そう思っていたのだが、たまたま入った店のメニューにおすすめとして「タンタン麺」があり、何となく頼んでみたら、ごまが入ったピリ辛のスープが濃厚でいままで食べたことのない、新しい領域の食べ物だったのだ。
いままでこんなうまいものを見逃してきたという事実に大変なショックを受けた。
それ以来半年ほど、タンタン麺を毎日のように食べ続けた。


料理記事は台所を掃除しなければいけないので大変だ

その話しを友人にしたら、「さよなら人類」が有名なバンド「たま」の石川さん(ランニングの人)がホームページの日記に全く同じことを書いていると教えてくれた(→こちらの最初の日記)。
これを読んで他人とは思えないと共感し、一気に石川さんが大好きになった。


材料を揃えた

タンメンも好き

そうしてタンタン麺が好きになったのだが、タンメンも好きだ。
一人暮らしの外食派には、野菜がたっぷりとれるのも魅力的だが、それ以上にあのあっさりとしている中に野菜のコクがあるスープがたまらない。
タンメンとタンタン麺、名前はすごく似ているのに、味のベクトルは正反対だ。
注文するときにうっかり間違えると、あっさりかこってりかの、その日の気分と真っ向から対立するものを食べなければいけない。
それにワンタン麺も加わってくると、もう何がなにやらだ。
であれば、全部一緒にしてしまったらどうだろう。
ワンタン麺もタンタン麺もタンメンもいちどに味わえる夢の食べ物になるではないか。
ついでだからもう一つ「タン」を加えてしまおう。
というわけで、今回の企画に至ったのである。


野菜は手間を省くためにカット済みを

タンがない

さっそく材料を揃えに出掛けたのだが、どうしても「舌」が見あたらない。
豚でも牛でもいいからと思って探したのだが、近所のスーパー4件と肉屋を2件回っても売っていないのだ。
バスに乗って隣町までいっても見つからない。
まさしく「タンを訪ねてタン千里」だ。
なにがまさしくなのかわからないが、仕方がないのでコンビニのおつまみコーナーで売っている「たん塩」で我慢することにした。


デボラってなんだ。出血熱か

挽肉のかわりにしよう

本当は雲呑・坦々・湯麺の上に焼いた「タン」の乗せようと目論んでいたのだが、この「たん塩」を乗せてもあまり魅力的ではないので、急遽これをみじん切りにして挽肉のかわりにすることにした。


細切りにして
みじん切りに

これよりもっと細かくしました

これを炒める

みじん切りにした「たん塩」を、タンタン麺の上に乗っているアレっぽ味付けして炒めよう。


 

 
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