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ひらめきの月曜日
 
かにぱんアレンジコレクション
何の形だと思いますか


 「かにぱん」という菓子パンがある。子供の頃によく食べた覚えがあって、私にとってはとても懐かしいパンだ。

 周りの同年代の人たちに聞いたところ、知っている人も知らない人もいたので、必ずしも全国的によく知られているパンではないのかもしれない。ただ、カニの形をしたこのパンは、一度目にしたら印象に残りやすいものだと思う。

 そしてこのパンには、食べるという以外の楽しみ方もある。線に沿ってちぎって並べて遊ぶというものだ。

 メーカーもいろいろなパターンを提唱しているこの楽しみ方。それを実際にやってみるとともに、オリジナルの楽しみ方も考えてみた。

小野法師丸



食べる&楽しむというデュアルプレジャーなパン

「かにぱん」を作っているのは、三立製菓という会社。チョコバットや源氏パイ、カンパンなどを作っている会社と言えば思い当たる人も多いかも知れない。それらに並んで、「かにぱん」も主力商品の一つだろうと思う。


子供の頃食べたのよりポップになってる気がする

「かにぱん」と全てひらがなであるのがオフィシャルな表記であるのも、小さな子供を意識してのことだろうか。個人的にも子供の頃、こづかいで買って食べた覚えがある。

薄べったく、中には何も入っていないこのパン。しかしパッケージには「子供たちの大好きな味」とあるように、ほんのりと甘く、どちらかというとボソボソとした食感が子供の頃の自分には確かに魅力的だった。


パッケージの絵とは感じが違うけど、確かにカニ

同じくパッケージには「楽しみながら食べられるカットパン」ともある。そう、かにぱんは、そのカニらしさを描画している線の部分でちぎって食べられるようになっているのだ。

そして、その特性を活用した楽しみ方がパッケージでも提唱されている。


ちぎって並べ替えて楽しもうという呼びかけ
実際にやってみた

パンをちぎって並び替え、いろいろな形にしてみようという楽しみ方。パッケージに例として載っている「ペンギンぱん」を実際に作ってやってみた。

…どうだろう。パッケージのイラストでも微妙な雰囲気が感じられたが、パンでやってみるとまた趣きが違ってくる。

言われてみれば、という感じもするペンギン度。その辺り、再現性と想像力とを融合させて楽しもうという、精神的にも高度な呼びかけなのかもしれない。


「キリンぱん」あたりはよくわかるのですが
これはなんでしょう?

パッケージに載っている例でも、「キリンぱん」などはよくできているし、かわいいとも思う。ただ、右側の写真のものはどうだろう。これでわかるという人はあまりいないと思う。


答えは「もぐらぱん」でした

かにぱんで作るかわいい動物シリーズとでも言えばよいだろうか。ペンギン、キリン、と来てモグラ。動物として急に地味である上に、出来ばえとしても厳しいものがあるのではないか。モグラか…と、人を沈黙させるたたずまいがある。

さらにかにぱんは、無機物にも変貌していく。


今これを見てるあなたのそばにもあるかもしれません

もともとのカニの胴体部分だけというこの作品。かにぱんを並び替えて楽しもうという提唱だが、この例ではひとつの部品をある物に見立てようとしている。

実にシンプルな作品。答えはこれだ。


えー
あれ、意外とそう見える?

「パソコンマウスぱん」である。

ああ、なるほど!という気持ちがなかなか湧いてこないような気がするこの作品。IT革命時代を意識したのだろうか。正直なところ、「それにしてもなあ」というのが個人的な感想だ。

ただ、実際にこの状態のパンをマウスのように持ってみてその印象は変化した。意外とそれっぽく見えるではないか。

かなり幅広いかにぱんの表現力。メーカーのページには、パッケージの例とは違う並べ方も紹介されており、気合いの入り方が読み取れる。


たこぱん
ビデオぱん
ドライヤーぱん

ちょうちょぱん
ざりがにぱん
ロボットぱん

とんぼぱん
せみぱん
ケータイ電話ぱん

メーカーサイトで紹介されていたものを全て実際に作ってみた。「たこぱん」「ロボットぱん」あたりは、素直にそのモチーフを認めることのできる作品だと思う。

「ビデオぱん」と「ドライヤーぱん」の微妙な違いもせつないが、単体でせつなさが迫ってくるのは「せみぱん」だろう。

せみぱんを見つめながら、「セミ…、セミなんだ…」と心の中で言い聞かせる。人間としての度量を試されているのかもしれない。


パッケージ例の「だちょうぱん」
同じく「うさぎぱん」

このように、メーカーから豊富なバリエーションを提案してくる「かにぱん」の並べ方。それに刺激を受けたのか、自分でもオリジナルのものを作ってみたくなった。それではやってみようではないか。


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