リムジン、それは男の夢。 リムジン、それはセレブの象徴。 リムジン、それは成功者の証。
普通のベンツやポルシェもいいけど、やっぱり見た目からして長〜くて、分かりやすくバブリーなリムジンには憧れてしまう。
……ということで、とてつもなく長いリムジンに乗せてもらって、つかの間の成功者気分にひたってみたい。
(絵と文:北村ヂン)
あまりにも突然の出会い
……と、いかにもリムジンに憧れまくっていたからこの企画をやることになったかのような書き出しですが、本当は全く別の企画をやるつもりで河口湖へ向かっていたんです。
しかし、その移動中のバスの窓からとんでもない光景が飛び込んできてしまって……。
もう……こんなとんでもない車を見かけちゃったら他の企画のことなんて考えられなくなっちゃうでしょ?
……と、いうことでソッコーでバスを降りて、このお店に突入してきました。
いきなり変なヤツがやって来て、取材させてくれなんて言われても断られるかなー? ……と思っていたんですが。
出てきたのは、ボク以上になんだか変わった店長! 超ノリがよくって、いきなりの取材依頼にも快く応じてくれました。
リムジン以上にどーかしているお店
メチャクチャにもほどがあるぞ! このオブジェの組み合わせ……。いったい、どういう店なんだろう!?
この、とても飲食店とは思えない濃厚すぎる店内のため、一歩入ったとたん、即Uターンして帰ってしまうお客さんもいるんだとか。
……気持ちはよーく分かります。自分で取材を依頼しておきながら、ボクもちょっと逃げ出したくなっちゃったもん。
テレビで観たことあるぞ、このお店!
ちなみにこの珍奇な文が書かれた掛け軸は、とんねるずの石橋貴明さんが書いたものなんだそうですけど……ということで思い出した!
コレ、昔やってた番組『とんねるずのハンマープライス』でオークションされてたヤツだ!
そう思い、よくよく見渡してみると、
……などなど、『とんねるずのハンマープライス』で出品されていた商品がズラッと並んでいた。
ヤングな読者は知らないかもしれないけど、『とんねるずのハンマープライス』とは、芸能人たちが出品した一点物のお宝グッズをオークションして、一般参加者が落札していくという番組で、一時期それはそれは人気があったのだ。
そういや当時、しょっちゅう番組にやって来てはとんでもない値段でバンバン商品を落札していく参加者がいて話題になっていたけど、
しかし350万円って……普通の飲食店だったら店の経営が傾いちゃうような金額だと思うけど、そんな変な商品に大枚叩いちゃって大丈夫だったんだろうか?
……と思いきや、むしろテレビに出たことによってバンバンお客さんが増えたそうで。
とことんノリのいい店長さんでホント助かりました。