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はっけんの水曜日
 
とにかく黒いラーメン「富山ブラック」を食べてきた

発売日に買ってきたカップ麺。食べる前に富山へ行こう。

皆さんはラーメンが好きですか。私は大好きです。

富山のご当地ラーメンが、最近話題になっている。
真っ黒いスープで、その名も「富山ブラック」。はじめ写真を見た時にはイカスミでも入っているのかと思ったら、黒さの正体はほぼ醤油オンリーらしい。

先月末から、全国のサークルKサンクス系列のコンビニでカップ麺が発売される事となり、知名度も一気に上がりそうだ。

さっそく買ってきてはみたものの、ある欲望が湧いてきた。できればカップ麺を食べる前に、本物の「富山ブラック」を食べてみたい!

ほそいあや



富山にきました

富山といえば何があるのか。恥ずかしながら魚がおいしいという事くらいしか知らない。黒いラーメンの引力が、来るはずなかったであろう土地へと誘う。


はじめての北陸

元祖富山ブラック「大喜」本店

到着してすぐラーメン屋へ向かう。
こちらのお店「大喜」は、ブラック中のブラックともいえる元祖のお店として有名なので、ラーメンに興味がある人なら知っている確率も高いようだ。


「富山ブラックといえば大喜」と言うラーメンファン多し!

サインがみんな新しかったです。
もともと「富山ブラック」という呼称は大喜が広めたものだそうなので、この店のラーメンが富山ブラックの基準といっても過言ではないかもしれない。

早速ラーメンを注文する。この日はタイミングがよかったらしく空いていたが、いつもは行列が絶えないそうだ。

店に入るなり濃い醤油の匂いに包み込まれた。急にお腹がぎゅーっと空いてきた。

 

まずはこの黒さをごらんください

本当に黒かった。醤油ラーメンとしてはこれ以上黒いスープは見たことがなかった。大抵の醤油ベースのスープは澄んでいるけれど、これはむしろ不透明・・・。


聞きしにまさる黒さですよこれは。

具はチャーシュー、メンマ、ネギ。そして最初から粗挽きブラックペッパーがたっぷりかかっている。

そして強烈な醤油の匂い。一目見て匂いを嗅いだだけで、うわあしょっぱそう!と身構えてしまうようなラーメンなのだ。


塩分どんとこい!

いただきます

いくら醤油をこんな色になるまで煮詰めたからって、そのまんまのしょっぱさなら飲めるはずがない。と思いながら、スープを一口飲んだ。

・・・そのままの味だった。おおお塩っ辛い!


常連の葉加瀬太郎が高血圧になるんじゃないかと心配になるくらいのしょっぱさ。

食べ始めは醤油そのもののような気がして全部食べられるかどうか自信を失いそうだった。
それが食べているうちに大丈夫になってきて、気づけば平らげていた。舌が塩分に慣れてきたのかもしれない。

しかし、店主にお話をうかがうと「混ざってくるとぐっとまろやかになって、最初と全然違う味がしてくるんだよ!」と説明してくれた。


「スープの濃さは俺のその日の体調によって違うんだよ。今日は薄目だな。」
「とにかく混ぜて!」と力説するマスター。

具もしょっぱい

メンマが塩漬けでかなり塩辛かった。これ以上しょっぱくしてどうするんだと不思議に思ったが、それも大喜のこだわりらしい。

リピーターらしき有名人のサインに「塩辛くてガツンと来る味でした。また来ます」と書いてある。その言葉が心に残った。背脂ギトギトの豚骨ラーメンに対してリピーターになるのはなんとなくわかるが、これだけ強烈な塩っ辛さもクセになるのだなあと妙に納得してしまった。


店内に貼ってあった新聞記事。それなのに!

ご飯について

もう一つ聞きたいことがあった。

「『富山ブラックのスープでご飯を食べる』という文化もあると聞いたのですが 、おなじみの食べ方なんですか?」

すると 予想外の答えが返ってきた。

「うちはライス置いてないんだよ!回転悪くなるから」


ほんとだ、ない・・・!

ご飯・・・

たしかに行列の出来る店としては、一杯に時間を取らせてしまうので効率はよくないのだろう(本店以外の店舗には置いてあるとのこと)。
ただ、 あの墨汁のようなスープをご飯にかけて流し込む・・・考えれば考えるほど魅力が増して見える。

そんなブラックご飯の想像を膨らませながら、店をあとにした。移動中もしばらく口の中が塩気でピリピリしている。強烈なラーメンだったが、今これを書いていてまた食べたくなっている。不思議なラーメンだった。


ブラック二店目へ! >
 

 
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