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ロマンの木曜日
 
奥深き指貫の世界


指貫は楽しいよ。

いきなりだが、指貫が好きだ。第一関節と第二関節の間に付けるっていうのが好き。

指先を彩るはネイルアート、指元を輝かせるは指輪。指を守り、華やぎ添えるは指貫だ。うん、素敵。

そんな指貫の世界はとても多彩で奥深い物だった。今回は皆さんをそんな世界にご招待。

尾張 由晃



指貫っていうのは裁縫道具

いきなりそんなこと言われても指貫って何だよ。っていう人もたくさんいると思う。指貫はこういう裁縫道具です。


一番一般的な金属製
こうやって中指の中程に付ける

縫い物で針を押し込める際に指で押すと指が痛い。でも指貫を付けて指貫で押すと痛くない。そんな便利な道具、それが指貫。

そう、地味。地味だけどとっても便利な必需品。それに僕はおしゃれだと思う。だけどファッションとして付けている人なんていないし指貫自体も特におしゃれ感は出していない。けれど一歩踏み込んでみると奥深い世界が待ってました。

 

これ全部指貫

指貫について調べていると僕が知っている指貫以外の物がたくさん出てきた。それがまた魅力的なんだ、これが。


海外の指貫はこんな感じ。全然見た目が違う。

日本の手作り指貫。色とりどりの210個

さっきの指貫とは見た目が全く違うがこれらどっちも指貫。これは全部縫い物するときに指が痛くならないように作られた物だ。何と素敵なんだろう。こりゃあ実際に見ねばなるまい。

 

海外の指貫は凄く可愛い

指貫は海外でシンブルと呼ばれ、人気のあるコレクションアイテムだそうだ。それを実際に見せてもらったのだが、可愛い、キレイ!おもしろい!!


シンブル囲んだティーパーティー。


指先ほどの大きさの指貫に色々な絵が書かれている。 企業物からキャラクター、国旗や花柄、本当に色々な 柄がある。その賑やかさに心が躍る。


下の部分が波打ってる。絵柄も可愛い。
チョウチョの書かれたカップ型。色がキレイ

さらには指貫自体の形までいろいろあるのだ。 大きさはもちろん指貫の上に人形のような物が 付いていたり、マグカップのような形をしていたり。

物に対して可愛いという表現を使うのはあまり好きでは ないのだがこれは可愛い。指貫可愛いー!

 

指貫(シンブル)はコレクターズアイテム


シンブルタワー。ディスプレイの楽しみアリ。

頑張ってうきうきを押さえつつ指貫をコレクション、販売している大谷さんに色々お話を伺った。

僕「どうして指貫、シンブルを販売してらっしゃるんですか?」
大谷さん(以下大)「初めて見たときから見た目に惹かれてすぐに集め始めましたね。単純な見た目のかわいさに加えて陶器としても素晴らしいです。それが広まればいいなと」

これだけ小さい物に色々な絵を描いたり細工したり。陶器で作り上げるのは大変そう。機能に関係しない所で凄いことをしているのはとても楽しい。

大「ノリタケやマイセンといった有名陶器メーカが作った物もあります。シンブルは海外ではメジャーな物ですよ」


細かい絵付け。なんだか中国風
おそらく日本製という逆輸入シンブル、目が点。

ディ○ニーやコ○コーラの柄の物もある

僕「一般的な物とは形がかなり違いますが使い勝手はどうですか?」
大「私は裁縫が出来ないので使ったことはありません。欧米では厚い布地を使うことが多いので形に違いが出来ているんじゃないでしょうか」
僕「明らかに使いづらそうな物もありますが…」
大「今では実用されることはあまりなくコレクションとして集めてらっしゃる方が殆どですね」

幸せを運ぶという言い伝えもあり、プレゼントに使われたりとても大事にされているようだ。こりゃあもらうと嬉しいよ。

針を押し込まなきゃ行けないハズの部分に赤い花
白い花もあるよ。何かたくらんでそうなキャラ。

マグカップのような形。使えるのか?

海外の指貫は自由だ

僕「完全に指が入らない物もありますね、指貫としての基準はなんなんでしょうか」
大「私にも分かりません。ですが色々な形が有るので集める事が楽しみになりますね。」
僕「こうやって並べるととても綺麗で楽しいですもんね」
大「日本では殆ど知られていませんし、海外でも製造数が減ってきているようです。もっと盛り上がって広まれば嬉しいですね」

こんな素敵なものが広まっていない。情報化社会もまだまだだ


これも指貫だ。指貫というかポットだ。
しかも蓋が開く!そして指は入らない!!


指が入らなくなっても可愛い形に。針が押しづらくても お花を載せる。遊び心が指貫の形を変える。 それで指貫の機能を果たさなくなってもそれは指貫。 何でもありで、全部が可愛い。海外の指貫は自由だなぁ。


ここで紹介した物以外にも大谷さんのホームページで 凄くたくさんのシンブルが見れるので興味があれば是非 。

パオパオホーム
http://www.paopaopet.com/


僕もいくつかシンブルを譲っていただいた。 海外の指貫は堪能した。次は日本だ!


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