顧客の注文があれば、どんなリーダでも作る!
なるほど。実際、特定用途向けに緑色光センサーの生産はしているとのこと。ではこれまで、変わったマークシートリーダを作ったことはあったのだろうか。
「以前、週刊漫画雑誌で、読者アンケートハガキを一色で刷りたいからどうにかならないか、という注文に応えたことがありました。一色にするとタイミングマーク(端っこのシマシマ)が黒で刷れないんですよ。このときは一番端っこのタイミングマークセンサーだけ、別の色を読むものにして対応しました」
基本的には、顧客の注文に応じて何でも作れるらしい。ちなみにマークシートの読み取りが早いのはこのタイミングマークのおかげで、これがあるから必要な部分だけを読むことができ、紙の全面を読み取るOCR(文字読み取り機)に対して、圧倒的な速度の差があるとのこと。へぇ〜!
この後、大型のマークシートリーダやセコニックで他に作っている露出計や温湿記録計なども見せてもらい、非常に充実した取材となった。編集長の林さんは計測機器好きだと聞くので、今度ぜひ誘って露出計の取材に一緒にうかがってみたい。 |