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ひらめきの月曜日
 
21秒でお弁当を作る

温めたり、冷ましたりの16分

まずは、今日のお弁当作りでかかった16分を分解してみた。だいたい、こんな感じで時間を使っている。

(レンジにかけたり、荒熱を取ったりというような手のあく時間には朝ごはんを作ったり、別の作業をしております)

前ページと同じ写真ですが上のタイムラインを経てこんなお弁当ができた

作れない、温められない、冷ませない

21秒を目指すうえで、こりゃできないなとまず思うのが別の作業と平行する、ということだ。朝食を作る合間にお弁当も、というのではさすがに21秒ではできない。

新規におかずをこしらえるのも完全に無理だ。さらに、温めたり冷ましたりも時間的に難しい。お弁当を作るときによくレンジで温めるタイプの冷凍食品を使ったり、前日のおかずの残りに一度火を通して詰めたりすると思うのだが、これができない。

さらに、暖かいまま詰めたものを冷ます時間もない。タイムラインでは、この冷ましの時間が幅を利かせている。あ、ということは、ご飯は詰められないのか。

21秒弁当でできないことリスト
・何かの合間に作る
・新しく何かを調理する
・温める
 ×前日の残りを温めなおして詰める
 ×レンジ解凍系の冷凍食品
・冷ます
  ×ご飯

冷凍おかずの温めで1分10秒ほどのロス 我が家ではアイスノンで荒熱をとっていますが、そのヒマもなし

自然解凍という手があった

炭水化物は、ご飯がダメとなると麺かパンか芋と考えるのが妥当だろうと思う。麺も芋もそのままでは食べられないので、となるとパンしかない。

あとはおかずだ。

常備菜や前日のおかずの残りなどで火を通さなくても詰められるものを入れる、というのが実は最も現実的な発想だと思う

それに、冷凍食品にも凍ったまま詰めればいいというのがある。切るだけで詰められそうなものも使えるはずだ。

おお、結構いけそうだぞ。

21秒でお弁当を作るための作戦
・お弁当作りに専念する
・ご飯ではなく、パンを使う
・火を通さなくても詰められる常備菜や自然解凍食品を使う
・洗って切るだけの食材を使う

自然解凍の冷凍食品にはレンジを使わないため「エコ」であるとのふれこみが。なるほどなあ

後で知ったのだが、卵焼きや揚げ物などの手製のお惣菜も冷凍できるものは小分けにして冷凍しておくと、既製品と同じように自然解凍で食べられるらしい。

これなら21秒で母のお弁当を超えるものができるはずだ。

よし、やってみるぞ。ストップウォッチを用意してよーい、ドンだ!


厳正を期して、冷凍食品は冷凍庫に詰めた状態でスタート

1分20秒もかかってしまった!

楽勝だと思われたこの作戦。だが、結果なんと1分20秒もかかってしまった。10分から8分40秒縮まっているのはすごいことなのだが、それにしても21秒には程遠い。

一体、何に時間がかかったのか。



なんと、冷凍食品に落とし穴があったのだ! 完璧な時間短縮ツールかと思われたが、意外な落とし穴があった。


肉の惣菜を、時間短縮のため手で詰めたら… 手がぬるぬるになって次なる野菜惣菜のパッケージが開けるのにやたら時間がかかってしまった

まさか、手がぬるぬるになってタイムロスするとは、完全に思い及ばなかった。

やってみなくちゃ分からないここに極まれり、だ。

考えてみれば普段のお弁当であれば1分20秒で作れれば万々歳だと思うのだが、今回は21秒を目指して先へ進みます。

21秒弁当でできないことリスト
・手をぬるぬるにする作業

1分20秒弁当

パン食へ変更

さあ、どうしよう。さらに時間を削いでいかねばならない。

上のお弁当を見て気づいたのだが、このおかずにパンというのはちょっと合わないんじゃないか。できあいのおかずは味も濃い目だし、やっぱりご飯が欲しい。

21秒弁当にご飯は使えないので、発想をパン食に切り替えるべきなんじゃないか。母はテーブルに広がっていた朝食を詰めて21秒でお弁当を作った。

パン朝食をうまくコーディネートしてみようじゃないか。そうだよ、サンドイッチとかさ!

21秒でお弁当を作るための作戦
・パン食にする
・朝食で構成する

今度こそ、21秒で作れるか

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