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フェティッシュの火曜日
 
建設中の東京スカイツリーを見たいと思ったのだ(2009年版)

まず、こちらが2007年の東京スカイツリー建設予定地の風景である。


更地

ぜひ、これと同じ構図で2009年の様子を押さえたい。しかし……

 

がーん


全面通行止。がーん。

これは予想外の展開。と、同時にそりゃそうだよな、という気分に。考えたら僕が2007年ぱしゃりと写真を撮った場所は、思いっきり建設現場となのた。

しかし僕のこの記事の主旨は建設中を捉える、という一言に尽きるわけで、建設風景をこの目で見ない限りは帰れない。

そこで、反対側に回ってみることにした。


反対側も閉鎖中


しかし、先ほどの通行止め看板の場所より、建設風景を間近で見ることができた。



そして僕と同じように建設中のタワーが気になって眺める人も。


これは2007年ののぼり

浅草通り(期待感がちょっとある)

2007年、通りに新しいタワーがやってくることを告げていた浅草通りののぼりはどうなっているだろう。あの頃はささやかな盛り上がりだったが、今以上に盛り上がっているかもしれない。

しかし、僕が目にしたのは……。


今年はオリンピックの話題に。下町っ子はせっかちなのだ

浅草通り(期待感がまるでない)

2009年には新タワーを祝うのぼりは消えていて、代わりに2016年の東京オリンピックを望むのぼりがかかっていた。

やはり気の早い下町の人々。2011年の完成まで待っていられずに今度は2016年ののぼりを掲げ始めた。

この気持ちはわからなくない。きっと待ち遠しくてしかたない、という気持ちが、タワーのことをあえて考えないようにする、という思いにつながったのかもしれない。

 

2007年と同じお店(おや、アーケードが取れたな)

煎餅屋も健在

そしてこれまた2007年にもお邪魔した「みりん堂」に行ってみることにした。まさに新東京タワーから最も近い場所にある煎餅屋だと思うのですが、そんな焦りや浮き足だった感じはみじんも感じず、いつも通りの営業のようだった。下町の煎餅屋の強さを感じた。

下町の名店は相変わらずゆったりとした雰囲気で午後の風を浴びていた。変わっていない姿に僕は安心した。

 

こちらは2009年オリジナル

先ほどの建設予定地から線路を挟んで反対側(北側)。一番建設現場がダイナミックに見える場所を発見した。これがまさに、東京スカイツリーの現在の姿だ。

東京スカイツリーのオフィシャルページによると記事配信時現在54メートルの高さだとか。今のところ特別大きな建物を造っているようには見えない。これからだ。

のポイントが建設中の東京スカイツリーが最もダイナミックに見える場所で、こればっかりは現場に行かなければ分からないだろう。と、1人満足して押上を後にしたが、

家に帰ってオフィシャルサイトでWeb Cam というページがあって、建設中の様子がインターネットで見えていた。

なんだ、現場に行かなくても見えたのか。「でも、きっとライブ感がちがうよね、きっと」と、誰に責められたわけでもないのにいいわけする自分が居た。

建設現場見られなかった! の心象風景

と、言うわけで2007年の僕から頼まれて居ないのに、2009年の僕は建設中の東京スカイツリーとその街を見てきた。できることなら、2011年の僕にバトンタッチして4年間のストーリーを完成させたいところだ。頼んだぞ、2年後の僕。

そしてこれは全くの私事ですが、どうも何も書かないのは気持ち悪いので書きます。今日のこの原稿でデイリーポータルZの特集ページの定期執筆(Headline)をしばらくお休みしようかと思っています。

復活は2011年の東京スカイツリー完成の年ぐらいでしょうか。それとももっと早いのか、遅いのか。いずれにしても、完成後のスカイツリーを見ていないので、また戻ってこなくちゃな。その時はよろしくお願いします。


 
 

 

 
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