札幌の河原が春になったわけでありません
空港から電車で1時間、多摩川の河原にやってきた。
札幌の河原でカモの気分になってから1日しか経っておらず、 かつ飛行機移動という渡り鳥界の反則技を使っても、まったく雪のない河原でたぶん同じ種類であろうカモを見ると、確実に遠いところに来たんだなと実感せずにはいられない。
札幌に置いてきたカモたちはいまごろ元気でやっているだろうか。
持ってきたごはんですよをついばみながらそんなことを思って、 うっかり郷愁にかられてしまった。
どこからか渡ってきたはずのカモ
とその仲間
そういえば渡り鳥は郷愁にかられるために渡ってくるわけじゃない。 エサや繁殖のために南下するのだ。
エサはもうすでに食べたので僕がすべきことは繁殖である。 繁殖と言ってもいろいろあるが、考えるまでもなくやれることは限られている (限られていて良かった!)。
それは巣作り。(これはおそらくゴミです)
巣の元
いま、渡り鳥として
完成。(これもおそらくゴミです)
どこからどうみてもゴミだが、心の中では一応カモの巣。 これを作りに北の国からはるばる渡ってきたんだ。これを。
本物の渡り鳥ならここから卵を産んでヒナが育って、とドラマがあるだろうに 自分はそれは出来ない。だからこのゴミ(巣)を作って渡り鳥として渡ってきた目的は達成だ。
他に類を見ないほど達成感のない達成。
ゴミは持ち帰りましょう