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ひらめきの月曜日
 
パイナップルで肉は柔らかくなるのか


勢いでパイナップル丸ごと1個買ってきましたよ。

酢豚に入ったパイナップルを忌み嫌う人がいる。いくら「あれには肉を柔らかくする効果がある」という説明を聞いたところで「それでもあのパイナップルだけは許せない」と頑なな態度を崩さない人は多い。

かく言う私も、例のパイナップルを積極的に食べたいとは思わない派の一人だ。肉もパイナップルも、それぞれ単品で食べた方がよっぽどおいしいと思う。

これほど根強いアンチがいるというのに、いつまで経っても酢豚からパイナップルが姿を消さない理由は何か。やはり劇的に肉が柔らかくなるということなのか。

というわけで、パイナップル以外にも肉を柔らかくする効果のある物を集め、検証してみました。

高瀬 克子



このまま食べたい

生のパイナップルを買ったのは何年ぶりのことだろう。当時「パイナップルはダイエットに有効」という話を聞いて購入に走った記憶があるが、よく覚えていない。

それにしても、これほどまでに南国ムード溢れるフルーツが他にあろうか。包丁を入れた途端に漂うパイナップルの匂いが、南国特有の肌にネットリと絡みつくようなけだるい空気を連想させ、一瞬ここが東京なことを忘れてしまうほどだ。


このまま全部食べちゃいたのをグッと我慢。
少しだけ肉のために分けてやってください。

で、今回は豚を用意してみましたよ。
ジプロックに入れたらよーく擦り込んで、と。

ところで、酢豚におけるパイナップルは、どの時点で豚肉と対面してるんだろう? 肉を柔らかくする目的があるなら、やはり最初の段階で遭遇してるハズだが…。

ま、今回は実際に酢豚を作るわけではない。硬さの違いがよく分かるように、ただ焼いてみるだけだ。

 

3選手のご紹介

今回、他に用意したのは次の3つの食材だ。


ご存じ、玉ネギですね。
こちらもみじん切りにして肉と合わせておきます。

シャリアピンステーキという食べ物があるが、あれの豚肉版である。玉ネギで牛が柔らかくなるなら、豚だって同じだろう。

続いて液体2連発。


ハチミツです。以前、ライター乙幡さんが「ハチミツに漬けた肉はうまいか」で検証済みですが、再び登場。
牛乳です。なんか眉唾っぽいけど大丈夫か。

どちらも「肉が柔らかくなる」という噂を聞いたことのある液体である。

「これで本当に柔らかくなったら世話ねーよなー」と言いたくなるほど身近な存在だが、これが本当だとすればパイナップルの面目は丸潰れということになろう。

それを少しだけ期待して、それぞれの肉を冷蔵庫に入れた。


待つこと数時間。

それぞれを袋から取り出し皿に並べてみる。ちなみに、比較のための無処置肉(何にも漬けてない普通の肉)もここから参戦するので、計5種類の肉が揃ったことになる。

と、ここで早くもパイナップル肉に変化が見られた。


左から、ただの肉、ハチミツ、牛乳、
パイナップル、玉ネギ、という順番ですが、

なにやら肉の表面が既にボロボロな気がします。…まさか溶けてる?

いや、まさか、そんな。いくらパイナップルの酵素が強力だからといって、たった数時間で肉が溶けるだろうか。いや、でも…。

触った感触は、確かに飛び抜けて柔らかい。「でろん」と効果音を付けたくなるくらいフニャフニャだ。他にここまで柔らかくなった肉はないが、問題は火を通した後もこの柔らかさをキープ出来ているか、だ。

塩コショウをしたら、さっそく焼いてみよう。


これはハチミツ肉。周囲にカラメル状の物が出現
玉ネギ肉。見た目はそれほど柔らかくなさそうですが、大丈夫か。

で、段違いに柔らかいパイナップル肉。もうグズグズ。
ひっくり返したら、肉が裂ける始末。

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