動かないけどチームっぽい
さんざんワケの分からないチームを見せつけられ、もはやチームという文字や概念がゲシュタルト崩壊したどさくさに紛れて、動かなくても2つ並んでチームっぽいものを探します。
まずは今回この記事を書こうと思ったキッカケとなったビル。何気なく見上げて「あ、チームだ!」と思ってしまって以来、僕はいろんなものにチーム性を探すようになったのです。
それがこの青山ツインタワー。
これがチームに見えるレベルにまで達すれば、おめでとう、世の中のツインタワーはすべてチームです。ぜひ僕と一緒に世界ツインタワーリーグ戦の妄想を語り合いましょう。
この近くを歩いて、ほかにもチームっぽいものを探したのですが。
チームが分からなくなる
薄々気づいていましたが、チームに見えるかどうか、つまりチームかどうかの判断は僕の感性(というか勢い)に頼っているので、少し探して見つからなかったりしてテンションが下がると、何がチームで何がチームでないのか、分からなくなってしまいました。
果たして、矢印が書いてあるだけの薄い看板をチームと言ってよいのか。笑笑はチームなのか。
と、方向を見失っていた僕に、文字通り進む道を教えてくれたのが次のチーム物件でした。
これは見事にチームです。彼らがいなければおすすめメニューの看板は倒れてしまうし、1人しかいなくても不安定。2人揃って初めて、このお店が道行く人に安心しておすすめメニューを提示できるというわけです。
すっかり調子を取り戻したところで、こんなチームも発見しました。
もう、まるで肩でも組んでいるかのような密着具合。1人より2人でフォーメーションすることで、より多くの攻撃パターン(=飲料)を提供することができます。
自販機繋がりで、駅の切符売り場で見つけた2チームをご紹介します。
あまり気にしていませんでしたが、駅ではこのように別のチーム同士が連携して役割分担しているおかげで、切符販売の滞りに対処しているのでした。
ってこれ、なんだか意図が違ってきてますが、人を捌くために2台並んでいるチームとして、もっともお世話になっているのは職場にあるこれでしょう。
便器や洗面台も、2人並んで挑戦者を静かに待ち構えていると思うと、なんだかかっこよく見えてきます。向こうがその気なら、こちらも真剣に取り組まなければなりません。チームを意識しなかった頃よりも少し気合いを入れてトイレに行くようになりました。
そしてエレベーターも、チームっぽく2台並んで忙しそうに動き回っています。
とまあ、キリがないのでこのくらいで終わります。
チームっぽく見えた(というかこじつけた)からと言って別にどうにもならないのですが、強いて意味を見出すとすれば、無機物ががんばっている姿を見て、少しだけ愛情が湧いて生活が楽しくなる、かも知れません。
でも、それよりもそう感じている僕やあなたを見て、まわりの人が気味悪がる方が先かも知れません。
ひと回りして分からなくなった
チームっぽい、という感覚は昔からあったのですが、いざ記事で人に説明しようとすると、なかなかそれっぽい写真が集まらなくて難しいです。
2ページ目まで読んで、なんとなく分かってくれた方がいたら嬉しいですが、やっぱり分からなかったら、今日のことは忘れてふつうに生活していただけると僕も気が楽です。