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ロマンの木曜日
 
エスカルゴは大量発生しているのか


エスカルゴが大量発生しているはずなのだが

大阪府門真市の団地で、エスカルゴが大量発生しているというニュースを読んだ(47NEWSの記事)。
エスカルゴといえばサイゼリアでも人気のメニュー、食用カタツムリではないか。
それが大発生とは一大事だと、大阪へ向かった。

が、しかし。
現地でいくら探しても、ただの一匹もエスカルゴが見つからなかったのである。
わざわざ大阪までやってきて(もちろん会社の出張扱いだ)、取材対象が見つからないというのは、エスカルゴ大発生よりも一大事である。
僕のサラリーマン生命が危うい。
どうしよう。
こまった。

今日はその顛末をお伝えしよう。

(text by 工藤考浩



大阪行っていいですか

このニュースを僕が知ったのは7月10日金曜日の夕方だ。
外来生物のエスカルゴが団地に大量発生していると知り、まずは当サイトの編集部一員に「大変なことが起こっている」と伝えた。
フランス料理の食材として有名なエスカルゴだが、門真市で発見された種類は、食用旺盛で繁殖力も強く、海外などでは農作物に大きな被害を出しているという。
高級食材のエスカルゴが、住宅地で大発生という衝撃的な事件に、編集部も騒然となった。
「僕、大阪に飛びます」
テレビドラマの新聞記者のように、高らかに宣言して、大阪行きが決まった。


新大阪で新幹線乗り換えて

ただ、翌日から週末で、土曜日曜ともすでに予定が入っており、大阪へ向かうことができたのは週明けの月曜日になった。
大量発生のカタツムリが一日や二日でいなくなってしまうことはないと思い、出発を月曜にしたのだ。
この判断は今でも間違えていたとは思っていない。
だって、大量発生なのだから。


JRと地下鉄を乗り継いで

行く前から記事の構成を考える

新幹線に乗り、どんな構成で記事を書こうか考えながら新大阪へと向かった。

現地でエスカルゴを探し、見つけたら駆除が必用なので、ビニール袋に入れて捕獲しよう。
カタツムリには寄生虫がたくさんいるので、捕獲には軍手が必須だ。どこかで買わなければ。
たくさんつかまえて食べてしまいたいところだが、その寄生虫のおかげで食べられない。
食べてもし寄生虫に冒されたら、死んでしまうこともあるそうだ。
つかまえたやつはどうしようか。
塩で死ぬんだっけ。
それはナメクジか。
どうやって処理しよう。
酢でも入れれば死ぬかな。
久しぶりの大阪なので、帰りにはうまいものでも食べたいな。
3時間くらいで取材を終わらせて、ご飯食べて帰ろう。

捕らぬタヌキの何とやらである。


門真南という最寄り駅に到着

ものすごく暑い

電車の乗り継ぎ途中に軽くうどんを食べて(おいしい夕飯をたくさん食べるために)、門真市に到着した。
外は30度を超える暑さだ。
久しぶりに感じる夏の日差しに、今日は取材のあとのビールがうまいぞ、と思った。


駅前にはかっこいいドームがあった

最初の不安がよぎる

当初は駅から徒歩で向かうつもりだったが、暑さで体力を消耗してしまうのを抑えるため、タクシーに乗った。
運転手さんに「エスカルゴ見に来たんですよ」と告げると、「なんすか、それ?」と、この話題をまったく知らない様子だった。
僕は大興奮でここまで来ているのだが、現地ではそれほどの話題ではないのだろうか。
ここで今日初めての不安がよぎった。


ここが現場です

数分後、目的の団地に到着した。
テレビカメラや新聞記者が大勢いるかと思ったが、人影はほとんどない。
時刻はちょうど午後1時。いちばん暑い時間帯なので住民も外出を控えているのだろう。
まずは団地の周辺をまわって、エスカルゴを探そう。



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