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ひらめきの月曜日
 
海辺のプレハブ小屋へ新しい滑走路を眺めに行った
全体的に夢っぽい1日でした

東京国際空港(以下、なじみのある羽田空港と呼びますね)に新しい滑走路ができるらしいことはなんとなく知っていた。

「D滑走路」というらしい。A、B、Cに続く、Dだ。すごく分かりやすいのに「ディー滑走路」という名前はなんだかかっこいい。

その整備中の滑走路を見学できる施設があるそうなのだが、これが海辺に立つ3階立てのプレハブ小屋だというのだ。新しいかっこいい滑走路とプレハブ小屋というこのザ・ギャップはどうしたことだろう。

マニアじゃないけど、気になりますよ!

古賀及子



展望デッキでは就職活動中っぽい女の子のたちも飛行機を眺めていた

空港の一角にD滑走路についての展示スペースが

空港はテーマパークですよね

年に1度か2度、用もなく空港に行く。旅行にはいかないけど空港が好きなのだ。とくべつにマニアじゃなくてもテーマパークとして空港を訪れる人は多いと思う。

館内放送やら、人の行き来やら、向かう電車に乗るだけで旅のそわそわする雰囲気が伝染してくる。

限定のお菓子や各地のお土産が売られていたり、到着ロビーはいつ行っても、第1ターミナルでも第2ターミナルでもカレーのいい匂いがするのもまた幸福感をあおられる。

D滑走路の展望台を知ったのも、空港に遊びに行ったときに見た展示でだ。

今回、展望台へ行く前に改めて空港にも寄ってみた。

新しい滑走路は3分の1、海から浮いている

D滑走路は現在の空港部分から橋状の“連絡誘導部”で小島(長崎の出島風というか)のようにつながるように作られている。

すごいことにこの滑走路、縦に長い島の3分の1ぐらいが海から浮いているのだ。

東京湾に流れ込む多摩川に突き出す状態で整備されるため、突き出した部分がは地底深く(なんと70m!)打ち込んだ杭の上にジャケットと呼ばれる鋼製の板を乗せて作るという。

今まさに作っている様子が見られるというその展望台、モノレールの新整備場駅から徒歩でも行けると案内してあった(私は完全なペーパードライバーで車に縁がないのです)。よっしゃー!

とりあえず気がすむまで飛行機を見て
儀式としてのカレーも食べて、出発です
   
新整備場の駅は構内から出口までが長い地下通路になっていた

駅の外、左側は全部空港

関係者用の駅で、降りる

モノレールの新整備場駅。利用者のほとんどが航空会社の関係者の方という、プロユースの駅だ。

駅から地上に出ると、フェンスを隔てて左側は空港の敷地だ。かなり近い位置を飛行機が走っていて、その手前にある構内車道を「ANA」とか「JAL」とか書いてある車が走っていく。

右を見れば普通の車道なのだが、こちらも走るのは「ANA」印のバスやら、やっぱり空港関係の車両ばっかりだ。

かなり、一般の人(私です)がいていい雰囲気じゃない。

肝心の展望施設は駅から歩いて30分。羽田空港の展示で見た地図は非常にシンプルなもので、あたりに何があるのかは一切記述がなかった。

一体どこに連れて行かれるというのだろう。わくわくというか、ドキドキというか、そうだ、これはハラハラだ。

「ディ〜ランウェ〜」

さっき空港の展示コーナーに流れていたテーマソングらしい(本当にあるのだ)曲が頭を流れた。ついでに口でもちょっと歌って気合を入れた。

あと、すごく風が強い。

右側。塔の上でなんか網みたいのが(レーダーですよね)クルクル回ってる!
いかんせん風が強いです

展望台への道 >
 

 
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