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フェティッシュの火曜日
 
天井からにょっきり生えてるものコレクション


第8位 東京テレポート駅の非常口サイン


天井の高さ…502cm
床から看板まで…325cm

にょっきり長…177cm


4本の足が特徴です

月面探査にょっきり

冒頭で紹介したカルカルの非常口サインに似ているが、こちらのほうが若干にょっきり長が長いのにくわえ、サイン部分がより小さくてシンプルだ。同じ非常口サインでもより洗練された雰囲気がある。

さらに4本のワイヤーで周囲を補強されているのも特徴。おかげでなんだか昆虫っぽい。月面探査機っぽいといってもいいかもしれない。

にょっきり感の観点で言えば、やや蛇足ともいえるこのワイヤー、しかし月面探査機っぽいとなるとかっこいいので話は別である。サイン設置の担当者も、かっこよさとにょっきり、どちらを取るか頭を悩ませるところなのだろう。(強度で決めると思います)



そうそう、この非常口サインには群生地がある。改札入って突き当たりの通路に立つと、通路に沿ってたくさんの非常口サインがぶら下がっているのが見られるのだ。


通称・にょっきり通り

間隔が広いので写真では見にくいが、通路に沿って一直線、等間隔に非常口サインが並んでいる。サインが月面探査機だとすれば、この通路は月面である。そう言うとなんともサイエンスロマンなスポットであるかのようだが、実際には現場で今いちばん盛り上がっているのはお台場合衆国と実物大ガンダムである。

 

第7位 渋谷のなんだかよくわからないもの


天井の高さ…480cm
床から看板まで…278cm

にょっきり長…202cm


時計と寄り添う謎の機械

エニグマにょっきり

7位は渋谷にあるこのUNOだ。UNOというのは未確認にょっきり物体の略。これがにょっきりしているのは確かだが、一体何なのかわからなかったのだ。

寄ってみるとラベルには「SuperDymnamic II」と書かれていた。小学生がかんがえた必殺技か。

まったく用途はわからないが、とにかくそこにぶら下がり続けている。この点だけならモアイやナスカの地上絵にも引けを取らない。


スーパーダイナミック2!
何かの計器か、それともネズミ避けだろうか

謎が謎のままぶら下がり続ける、スーパーダイナミック2

謎すぎてすっかり企画本来の趣旨を置いてきぼりにしてしまったが、ここへきてついににょっきり長は2m越えだ。人間の身長では追いつかない領域に突入した。

 

 

 

 

第6位 有楽町駅の電光掲示板


天井の高さ…458cm
床から看板まで…248cm

にょっきり長…210cm


電車遅延情報や、緑の窓口の営業案内などが出てます

隠れにょっきり

第6位は、左の写真の電光掲示板である。一見、全然にょっきりしていない。普通の電光掲示板だ。

しかし、見る角度を変えると…。


とっさに「ポリゴン」という言葉が思い浮かんだ

ゴゴゴゴゴゴ。

音を立ててこちらに迫ってくるような、大迫力にょっきりである。

建築デザイン上のことなのかそれとも他に理由があるのかわからないが、天井がここだけ高くなっている。そしてどういうわけだか、その天井の一番高い部分から、わざわざこうやってぶら下がっているのだ。「高いところから失礼します」というやつである。



この電光掲示板はそこそこでかい上に色が黒いので、実際に下から見上げてみるとけっこう迫力がある。しかし上記のとおり隠蔽されているために、ほとんどの人はこの迫力に気づくことがないのだ。

せっかくなので、電光掲示板に「付け根に注目」とか流しておくのはどうだろうか。電車の運行情報より人の心を揺り動かす情報ではないだろうか。

 

 

第5位 国際フォーラムのエクセルシオールカフェ


天井の高さ…395cm
床から看板まで…165cm

にょっきり長…230cm


ついさっきまでエクセシオールだと思っていた

デザインがあだとなり

よく見かけるのに名前の覚えられない店、エクセルシオールの看板が第5位だ。

ひょろりと伸びた2本のポールは、物件としてかなり申し分ない。しかし、問題はその先についた丸い看板だ。この看板のデザインがポールとうまく合いすぎていて、にょっきり看板の魅力であるアンバランスな違和感がずいぶんそがれている感じがするのだ。

にょっきり長230センチ、スペック的には申し分ないだけに、なんだかもったいない物件である。


にょっきりビューは撮り忘れたので遠景写真でどうぞ

 

 

第4位 渋谷東急エスカレーターの階数表示


天井の高さ…485cm
床から看板まで…220cm

にょっきり長…265cm


エクセルシオールといい、ポール2本なのはおしゃれ心なのかも

お店にょっきり

ここまで挙げたにょっきり看板/サイン、大半が駅の中であることにお気づきだろうか。これは決して駅ばかり探したからではなくて、お店の中も探したけれどなかなか見つからなかったのだ。この記事で楽しんでいる「にょっきり感」というのは、ある種の違和感だ。お店のインテリアとしてはふさわしくない、ということだろう。

そんな中、店舗でめずらしく「にょっきりしてるなー」と思えたのがこれ。広くて開放的な空間の中、突然ニューッと天井から飛び出してくる階数案内。ポールの細さにくわえ、階数表示本体が縦長なのもにょっきり感に拍車をかけている。

 



それだけではない。この物件の真価は、それがエスカレーターであるところだ。つまり、上の階からエスカレーターで降りてくる時、天井から看板の先まで、全ての高さからそのにょっきり感を楽しむことができるのだ。すごい。

なお、エスカレーターからの写真は今回は掲載しない。ぜひとも現地へ行って、自分の目で眺めてみてほしい。(原稿書いてるときに思いついたから写真撮ってないだけです)

 

 

 

 
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