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ロマンの木曜日
 
洗濯機でサッカーボールを作りたい
洗濯機から生まれたスライム。


よくポケットにレシートを入れたまま洗濯機にかけてしまう。

ポケットの中に紙クズが溜まったりしてイヤになるけど、 それと同時にとても良いことがある。

クシャクシャに丸めたまま、洗い、すすぎ、脱水されたレシートが、 ひとつの愛らしい塊となってポケットから誕生するのだ。個人的に洗濯玉と呼んでいる。

今回はそんな洗濯玉をどんどん大きくしていって、最終的にはサッカーボールぐらいのを目指します。

小柳 健次郎



これが洗濯玉

いきなりサッカーボールを目指すとか言われても、そもそも洗濯玉なんて見たことないわという方もいるかと思うので、まず基本的な作り方を紹介しておきます。


まずハンバーグでも食べてレシートをもらってください。
まとめて丸めてポケットに入れておく。

入れたことを忘れて(←重要)洗濯機に入れる。
そのまま干す(まだ忘れてる)。

最後に乾いたところでポケットを探り「あっ」と思い出して完成。

これを最初から最後まで意図せずにやる。おそらく自分で洗濯してる人なら 一度ぐらいやったことがあるはずだ。絶対に。

そしてこの洗濯玉が妙に嬉しい。面倒な洗濯作業から突然遊び道具が出来たように思えるのだ。 なのでいつも壁に投げつけて遊んでから捨ててる。

だからこの洗濯玉がもっと大きくてサッカーボールぐらいなら、さらに嬉しくてすごく遊べるはず。 洗濯という単なる家事が娯楽に変わる。


イメージ図

 

洗濯玉の元。

コピー用紙5枚玉

ここから本題。とにかく大きな洗濯玉を作るには、 たくさんの紙を丸めて洗濯すれば良いはず。

ちょうどコピーに失敗したA4コピー用紙が5枚ほど溜まっていたので、 まず最初はそれを使ってみる。5枚ならたいしたことないだろうと思ったら 丸めると結構でかい。これならテニスボールぐらいまでなりそう。

後はこれを洗濯機に入れてスイッチを押すだけだが、崩れた紙が詰まって洗濯機が壊れるとマズい。 修理を呼んで理由を聞かれたら困る。レシートならウッカリで通るが、コピー用紙は ウッカリの許容値じゃない。

そこで紙が詰まらないように靴下に詰めて縛った。


伝説上の生物。

そしたらなんかツチノコみたいな生物に。大きな獲物を飲み込んで苦しそう。 あと靴下がすごい伸びそうで不安。


オラに洗濯玉を分けてくれ。

水がもったいないのでついでに本当の洗濯物も入れてます。見苦しくて申し訳ない。


そして洗濯後。

ペラーとなってしまった。

この角度だと分かりにくいかもしれないが、ずいぶんつぶれてぺしゃんこだ。 たまに車に轢かれた衣服が道路に落ちてることがまさにそれ。


これを玉と呼べるかどうか分からない。

出来た洗濯玉もこんな感じでつぶれてしまって、誰かに踏まれたみたいでかわいそう。

でも適度な厚みがあるので、ハンバーグに見えなくもないんじゃないか。 フライパンに載せればそれっぽく見えるかもしれない。洗濯ハンバーグ!


見えませんでした。

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