オーバーな動きが面白い
いよいよ踊りを習うことに。 何年も通っている方は、どじょうすくいの正装だけれど、別に動きやすい格好であれば問題ないそうだ。腰カゴやザルは貸してもらえるので、会社帰りにジムに行く感覚でどじょうすくいを習うことができる。
最初は、準備運動をかねてどじょうすくいの基本姿勢である中腰を受講生全員でやる。
ただ中腰で歩くのではなく、腰をカクカク振りながら歩くのがポイント。端から見ているととてもコミカルな動きだ。ちなみに、この動きは太ももとふくらはぎがかなりキツい。
次に先生と一緒にどじょうすくいを踊る。
踊りは3番まであり、すべて踊っても3分強。 (詳しい踊りの説明は保存会のサイトで)。
踊りはストーリーがあるので覚えやすく、そのストーリーには古典落語のような面白さがある。 ただキツい! ぬかるんだところにいる設定なので、歩くにしても動きをオーバーにする必要があり(そこが面白いのだけれど)、一回踊り終わると息が上がってしまう。どじょうすくい結構ハードだ!
どじょうすくいには男踊りと女踊りがあるそうだけれど、ここで教えているのは男女ともに男踊り。しかし、最近は女性に人気があるそうで、先生いわく「いつもの違う自分を出せるから」だそうだ。確かに踊ってみると、普段の生活ではできないオーバーな動きなどに開放感があって気持ちがいい。
どじょうすくいは表情が大切
どじょすうくいは表情も大切だ。特に笑顔。どじょうを捕まえる前に客席を見渡して笑顔。捕まえたらまた客席を見て笑顔など、とにかく笑顔を振りまく。
受講されている方の中には「どじょうすくいを始めて笑えるようになった」という方もいらっしゃった。先生も「もっと笑って」などと指示をすることもしばしば。 ちなみに僕はこの日、笑顔だけは「いいよ〜」と何度もほめてもらった。笑顔をほめられるとなんだか照れてしまう。
見てるだけでも十分に楽しい
どじょうすくいは基本的に一人踊りなので、誰かに合わせる必要がなく、人によって踊りが微妙に違う。そのため見ていて飽きない。また、さっきまで隣でまじめな顔をしてい人が、踊り始めると、ユーモラスな動きにすっごい笑顔というギャップがとても面白い。
踊っている時は、先生は気になることがあったら指示を出すのだけれど、基本的には生で安来節を歌ってくれている。生歌で踊るというのは非常に豪華だ。
受講している方も「新年会や忘年会なんかで受けるぞ」と言っていた。なので、踊りを覚えるために一緒に踊ってもらう。ただ、先にも書いたように本当に疲れる。僕だけでなく、みんな一回踊るとある程度息が上がっていた。問題は一番若い僕が一番息が上がっていたことなのだけれど。
次の日ばっちり筋肉痛になっていた。 いつかはどじょすうくいをマスターして飲み会には必ず山野を呼ぼう、と言われるようになろうと思う。
まとめ
今回、初めてキチンとしどじょうすくいを見たし、踊ったのだけれど本当の楽しかった。また、笑顔をほめられたのが特にうれしかった。なんか照れるよね。それに、本場島根まで行かなくても本格的などじょすうくいをカルチャーセンターで気軽に習えるのもうれしいポイントだった。
朝日カルチャーセンター・立川 https://www.asahiculture-tachikawa.com/ 電話:042-527-6511 詳細はネットかお電話にお問い合わせください。