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はっけんの水曜日
 
アジサイ20万本と、おもしろ看板

ドーン、これが麻綿原のアジサイだ


山の斜面にびっしりとアジサイが。アジサイってこういう花だっけ。

麻綿原に着くと、いきなりアジサイの大群生地だった。なるほど、これは20万本あるかもしれない。鎌倉でもこれだけ大量のアジサイは見た事無かった。

ここは、さっきも書いたとおり下界より2℃気温が低いので、普通は6月が旬のアジサイが7月に咲き、8月初めまで見られる。この撮影をしたのは7/10だったので、ちょうど咲き頃だったのだ。

綺麗だなー。


どこを見ても、どっちを向いてもアジサイ、アジサイ、アジサイ。

アジサイの森には道があって歩けます。中から見るとなおすごい。

妙法生寺の本堂。

実はここ、お寺です

麻綿原は南房総国定公園に指定されていて、アジサイの数はタイトルにも書いてるけど20万株と言われている(ネット情報では2万となっているが、正しくは20万)。

そのアジサイの多くは、主に妙法生寺の境内(麻綿原天拝園)に植えられている。妙法生寺は日蓮宗のお寺で、近くのお堂には日蓮の像が安置されていた。


太平洋を見つめる日蓮。

鎌倉仏教の一つ、日蓮宗の開祖である日蓮が生まれたのは小湊で、修行したのがこの辺の山と伝えられている。主に近くの清澄寺で修行していたと聞いていたが、麻綿原にも日蓮ゆかりのお寺があるとは知らなかった。

極真空手の創始者である大山倍達も清澄山に籠もったと言うから、もしかしたら麻綿原のアジサイを見に来たこともあったかもしれない。

この辺の山に籠もると、なにかデカイ事を始めたくなるのだろうか。僕も籠もったら世界征服とか出来るだろうか。


まだまだアジサイをお楽しみください


土が酸性なようで、アジサイのほとんどが青。青いアジサイも良いけど、赤いのもたまには見たい。

見頃は7月上旬から8月上旬の1ヶ月ほど。もう今がギリギリ。mixiの日記を「麻綿原」で検索すると、まだ咲いてるらしい。

なぜかミニチュア写真みたいに撮れた。手前にボケを入れるとミニチュアっぽくなるね。

こんな標高でも最高峰近いんですよ。

房総の低い山から太平洋を望む

房総の山はとにかく低い。房総のマッターホルンと呼ばれる伊予ヶ岳は標高336m、最高峰の愛宕山でも408mだ。そしてここは340m。高尾山よりも低い山しかないのだ。東京の最高峰は雲取山で、2000m以上あるので随分低い。

だから逆に言えば、300mも登れば房総半島を見渡せてしまう。太平洋も楽々見える。2000m峰の様なダイナミックさは無いけど、気軽に登れる身近さが良いと思った。


エライ真っ平らな房総半島。とにかく緑だらけ。

アジサイ、綺麗だったなぁ、見晴らしもよかったなぁ、なんて思いながら妙法生寺の境内を見ていたら、ちょっとお寺っぽくないおもしろが転がっていた。

最後のページでは、そのおもしろを紹介して記事を締めさせていただこうと思います。


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