ポリッピー登場

「ポリッピー」である。この「ポリッピー」も「ポリッピーナ」としていない。「ピー」で終わらせた方がお酒に合うだろう。そんなメーカー側の意図が感じられる。その証拠に、パッケージの上部に「食べきり！ビールにとってもEサイズ」と書いてある。ビールのつまみ前提である。

そして、

「日本最北端・宗谷海峡の海からとれた、まろやかな食塩を使い、あっさりしたお味に仕上げました」

とパッケージの裏に書いてあった。

ポリッピーは良い塩を使っているのだ。酒飲みが放っておくはずがない。冒頭で触れた友人だったらポリッピーについた塩をなめるだけで満足だろう。

このポリッピーにはスパイス味という商品もあって、そちらはたまり醤油を使っている。

たまり醤油だってお酒にピタリとはまる。

食べ物だけじゃない

お酒に合う語尾がピーのものは、食べ物だけに留まらない。飲み物だってあるのだ。

そう、炭酸飲料のホッピーである。

焼酎をホッピーで割るとビールのような味がすることから、1948年の発売当初はビールの代用品として大ヒットしたという。ウィキペディアに次のような興味深い記述があった。

「創業者の石渡秀が『本物のホップを使った本物のノンビア』との意味を込めてホッビーと名付けようとしたが、発音しづらい為、ホッピーとなった」

ビー（Be）ではなくピー（Pe）としたことで、お酒との相性が良くなったと言っても過言ではないだろう。

そういった意味では、この「トリビー」というバーも「トリピー」に改名すると良いかもしれない。

僕のお気に入り

語尾がピーでお酒と相性がいいものはまだまだある。
海苔巻あられとピーナッツが組み合わさった「海苔ピー」だ。

ピリ辛醤油で味付けされたあられに海苔が巻かれていて、ピーナッツまでついている。新日本プロレスに殴り込みをかけた国際軍団（ラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇の３人）のような勢いを感じる。

コンビニで一通りのピーを集めた後、さらに調査を進めると、ある立ち飲み屋さんにピーで終わるおいしい食べ物があることを発見した。

それは東京駅の目の前にある新丸の内ビルの中にあるという。