ヤンキーになって街へ出よう
せっかくみんなでとびっきりの格好をしたのだから、家の中に閉じこもっていてはもったいない。ヤンキーよ、書を捨てよ、町へ出ようというやつだ。
セーラー服などの職務質問をされたときに説明が面倒そうな服だけ一応着替えていただき、メイクなどはそのままに外へ出てみることにした。
出かけるとき、玄関前で隣の家のおばさんに、「あら、お揃いで。」と言われたが、あれはどういう意味での「お揃い」だったのかが気になる。人数なのか、服装なのか。
会場となった家の方、近所に変な噂が立ったらごめんなさいね。
公園で撮影会
都電荒川線に乗って昭和ヤンキー一座がやってきたのは、年配の方や家族連れがポツポツといるような閑静な公園だ。
見通しのいい場所で、「上から着るだけだから」と、なんの躊躇もなくセーラー服を着出すヤンキーガール達。
着替えたところで、トイレ裏の壁の前に並んで記念写真。
この格好で人前にでるのはどうかと思ったけれど、足を延ばして公園まで来てみてよかった。
やはり外に出てこそヤンキー姿にもリアリティがでるっていうものだろう。もうどこからどう見ても俺たちはヤンキーだぜ。
ここまでヤンキースタイルが板についてくると、今度はリアルな人の反応をもっと見たくなってきた。こんな姿になったところで、別に悪いことをやってやろうとか、ケンカを売りにいかねえとという反社会的な感情はこれっぽっちもない。ただ単純に普通の人にはどう見えるのかを知りたいだけ。