みんな羽化には寛大
急に神々しいものに見えてきてしまった。この真っ黒い瞳のかわいさはノックアウトだ。 幼虫の皆さん、もし人間にさらわれそうになったら、急速に羽化を始めると有効かもしれません。
移動します
沢山の幼虫を手に、近くの公共施設の調理場へと移動する。もうお腹はぺこぺこだった。これからこの空腹をセミで満たすわけである。もし仮に、虫食いに興味のない人が強制的に参加させられていたとしたらたまったもんじゃないと思う。でも少し面白い。
調理施設に到着
施設に着き、調理場に向かって歩いていくと、ジジジジジとセミの声がする。よくある言い回しだけど「間違い探し」という表現がぴったりくる。
セミ幼虫の天ぷら
さっそく幼虫を使った料理が始まった。
できあがり
幼虫は身が詰まっているので、成虫よりも濃厚な味だと聞いていた。食べてみると、たしかに栄養価の高そうな味が口いっぱいに広がる。ナッツのような、大豆製品のような味。エビを植物寄りにした感じといえば伝わるだろうか。なぜ通常食べないのかが不思議になってくる味だ。