近所の公園の前を通ると、小学生は夏休みのようで、全力で降り注ぐ太陽の下をムシ捕り網を持って元気に走り回っていた。僕は涼しいコンビニに立ち読みをしに行く途中だったのだけれど、その小学生を見て「元気だな〜」と感心してしまった。
僕も小学生の頃はあんな風に走り回ってセミ捕りをしていた。ただ、最近はセミ捕りなんてした覚えがない。
ということで、疲れを知らない子供のように元気にセミ捕りに出かけることにした。
(地主恵亮)
午前10時 砧公園 セミ捕り開始
セミ捕りにやってきたのは、東京都世田谷区にある砧公園。園内はとても広く世田谷美術館などもあり、桜の名所としても知られている。本日は曇ったり晴れたりとすっきりしない天気だけれど、多くの家族連れなどが遊びに来ていた。
午前10時〜 セミの抜け殻ラッシュ
耳をふさぎたくなるぐらいセミは鳴いているのに、木の高いところにいるようで、なかなか見つけることができない。見つかるのは抜け殻ばかりだ。
セミはうるさいくらい鳴いているので、どの木にも抜け殻がついている。最初のうちは服につけて遊んだりしたが、さすがに飽きてセミ探しに本腰を入れるのだけれど、なかなかセミが見つからない。
ここまでのまとめ ・セミはなかなか見つからない ・抜け殻はすぐにみつかる ・でも、15個くらい見つけた時点で飽きる
成果:(抜け殻のみ)
午前11時〜セミを発見!
セミ捕りを始めて一時間。 こんなにも見つけられないものかと半ばあきらめて、抜け殻を集めてネックレスでも作ろうかと考えていたら一匹目のセミを見つけた。
セミは身を隠すのが上手いと思う。 メスのセミは鳴かないのでより見つけるのが難しい。このセミもメスのようで鳴いていなかったが、微妙に動いていたおかげで見つけることができた。これを逃がすわけには行かないのでおそるおそるセミに網を向ける。
セミを捕まえたのは久しぶり。一時間も歩き回って見つけた一匹だけに嬉しさもひとしおだ。アブラゼミは都心部でももっと見ることの多いセミだけれどやっと捕まえた一匹だけに思わず興奮してしまった。
午前11時30分〜目が慣れてきた
次のセミを探す。 木の皮やこぶなどが離れたところから見るとセミのように見えて、急いで近づくと違っていてがっかりするということが何度もあった。
相変わらず巧妙に隠れているセミだけれど、一匹セミを見つけて目が慣れてきたようで、最初に比べセミを見つけられるようになってきた。
ここまでで5匹セミを捕まえた。 時間の割りにセミの数が少ないのは、大体のセミは木の高いところで鳴いていて、僕の持っているダイソーで買った網では短くて全然届かなかったため。もっと長い網を持っていけばよかった思う。敗因は網の長さだ。
ここまでのまとめ ・セミは身を隠すのが上手い ・高いところで鳴いていて網が届かない ・僕が日焼けした
成果:(5匹)