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ロマンの木曜日
 
俺がキャベツ太郎だ!


 

「キャベツ太郎」というお菓子がある。私が子供の頃からあり、最近ではコンビニなどでもよく見かける、代表的な駄菓子の一つだと思う。

ただ気になるのは、「キャベツ太郎」という名前だ。キャベツという名前がつくからには、やはりキャベツに関係あるのだろうか。キャベツ太郎を知っている人なら、一度は抱く疑問ではないだろうか。

この問題については、誰もが不透明なままでいると思う。今回は自分なりにその答えを出してみたい。

小野法師丸



キャベツ太郎の謎にアグレッシブに向き合う

定番の駄菓子、キャベツ太郎。なんとも言えないネーミングが妙に印象的だが、よくよく考えるとどうも腑に落ちない点が見えてくる。


きみがキャベツ太郎なのか
キャベツ使ってないじゃないか

まず、パッケージに印刷されているキャラクターが気になる。いでたちからすると、カエルの警官といったところだろうか。カエルの方も警官の方も、どうにもキャベツにつながらないではないか。

食品として見たときも、原材料欄にキャベツは見当たらない。キャベツは使っていないのだ。どういうことだ、キャベツ太郎なのに、ちっともキャベツと関係ないじゃないか。

確かにそうだ。私もそう思う。しかし、そういう指摘は何度も聞いた。わざわさ書くほど目新しいことじゃない。もう聞き飽きたと言ってもいい。だから何だ、指摘止まりで何もしていないじゃないか。

批判だけするのはたやすい。できたら自分は、口先だけの男でいたくない。単なる世迷い言を超えて、もう一歩踏み出して行動するべきではないだろうか。


行動しました

何かを批判したときに返される言葉として、「じゃあお前がやってみろ」という展開がある。そういう議論には実りがないことも多いと思うが、やれることならばやってみるのが話が早い。


ユニクロで買ってきた服にアクリル絵の具で描いていく
 
ボトムはキャベツの外側の葉をイメージした色

一体何がキャベツ太郎か。キャベツ太郎とは一体誰なんだ。そんな疑問は、ただ考えていても解決しない。行動あるのみ、ちょうどユニクロでキャベツカラーの服がセール価格になっていた。

アクリル絵の具で葉の輪郭や葉脈を描いていく。これで自分をキャベツ太郎化してみたわけだ。

「それで?」とお思いの方もいるだろう。ではキャベツ太郎ならではの技をお見せしよう。


キャベツチェーンジ
人混みで目出つ

体を小さく丸めれば結構なリアルキャベツ。

そして、人混みでもよく目立つ。

それから、普段着ないような明るい色の服だからか、気持ちまで明るくなったような気がする。

ただ、これだけでは物足りなく感じる方もいるだろう。ご心配なく、そういうニーズに応えて、ヘッドオプションも作ってあるのだ。


製作時間は5時間ほど
下はこういう風になってます

服だけじゃ甘いだろう。キャベツと言えばキャベツかもしれないが、それは作り手側からの視点であって、他人からすれば「言われて初めてキャベツ」という見方もあると思う。

そこでダメを押したい。誰がどう見てもキャベツ、という念を押したい。


俺がキャベツ太郎だ!
俺がキャベツ太郎だ!(2回目)

これでキャベツ太郎だ。俺がキャベツ太郎だ!

ここまでやれば誰が見てもキャベツというところまでは気づくだろう。「キャベツ太郎」というところまで思いが至ってくれるかどうかは微妙だが、「キャベツの格好をした人」というところまでは世界レベルでユニバーサルアンサーだと思う。

ただ困ったのは、もうこれでやりたいことを全部やってしまったような気がすることだ。


これからどうしよう

正直なところ、もう割と満足。

思いついた目的は達してしまった。特にすることがない。キャベツ太郎になりたい、というところまではしっかりとイメージをもっていたのだが、衝動的だった分、そのあと何をしたいかというところまではビジョンがもてていない。青春期にはよくあることだ。

どうしよう。こんな埼玉の片隅(自宅)でじっとしていてもしょうがないではないか。もっと視野を広くもて、キャベツ太郎よ。


埼玉の殻を飛び出したキャベツ太郎

行けば答えはそこにあるはず。キャベツ太郎の自分探しの旅である。


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