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ひらめきの月曜日
 
ケンタッキーからいいダシが出るか


久しぶりに買ってきました7ピース。

正しくは勿論「ケンタッキーのチキンの骨から…」なのだが、この表記でも十分に言いたいことは伝わっていることと判断し、話を先に進めたい。

そうなのだ。ケンタッキーのチキンは製造過程において圧力をかけているらしく、それゆえ煮込んだ時に骨からダシがすごく出るらしいのだ。

そんな噂を聞いたからには黙っていられない。食べておいしく、食べた後にもおいしいなんて、これはいま流行りのエコってやつじゃないか? それとも単にケチ臭いだけか?

ま、おいしくなるなら、どっちだっていい。いっちょ、やってみよう。

高瀬 克子



まずは骨を用意

ときどき無性にケンタッキーを食べたくなるのは私だけではあるまい。

「そういや久しく食べてねーなー」という方には少し酷な写真が続くことになるが、なにとぞ御容赦願おう。


でもって、匂いが凶悪なんですよねぇ。
で、この骨のまわりの部分が特にうまいんですよねぇ。

7ピースも買ってきておいて何だが、いくら好きでも2ピースが限界だった。なにも「お腹がいっぱいで」というわけではない。「なんかもっと違うもんが食べたいな」という心境になるのだ。どうしてもなるのだ。

今回、ある程度の量の骨が必要なことは分かっている。ちょっと食べて「もういらない」では企画が先に進まないが、さあ、どうする。


でももう限界なんです。勘弁してやってください。

ここでちょっと考えてみよう。いくら出来たスープがおいしいからといって、この作業工程では他人様に「どうぞ飲んでください」とは口が裂けても言えるわけがない。

「あそこの店のスープ、シェフが自分の歯で肉をホジホジした後の骨を使ってるらしいよ」なんて噂が立った日にゃ、即座に店を閉めなければならん。

…うん、用意する骨はちょっとで正解かもしれないぞ。


2個分でこれっぽっち。こんなもんですか。
要は自分が飲む分さえあればいいんですよ、ええ。

骨を鍋に入れたら水を注ぎ、あとは弱火で煮込むだけである。鶏ガラの時のようにアクが大量に出ないため、神経質に鍋に張り付いている必要もなく非常にラクちんだ。

それに、野菜の切れっ端やお酒など、通常スープを取る時に欠かせない脇役たちも不要ときた。正真正銘、骨と水オンリー。

1時間ほど放置してから骨をザルで漉し、塩コショウで味をつけてみた。


骨がホロホロになるほど柔らかくはなってないです。
水しか入れてないのに、なぜこの色に!

恐る恐るスープをひとくち…
うおおお、これは!

予想した以上においしいスープだった。とてもまろやかで、優しい味がする。あの香辛料の効いたチキンから、これほどまでに優しい味のスープが取れるとは…。


黄金と言ってもいい色ですよ。

出来ることならもっと飲みたい。でももうチキンは食べられない。ああ、私は一体どうすればいいのだろう。

 

チキンごと煮ればいいんじゃないか

肉の部分だけ剥いでしまおうかとも思ったが、それもなんだか面倒だ。ならばいっそのこと、肉ごと煮てしまうというのはどうだろう。

これなら口を付けていない分、他人様にも「おいしいですよ」と勧めることができる。


これをそのまんま煮てみよう
こっちの鍋には、生の手羽肉を。

先ほど作ったスープの出来を考えてみれば、ケンタッキーのチキン煮がおいしく出来てしまうことは、ほぼ間違いない。

そんな出来レース、読んでも面白くないでしょう。というわけで、比較のために手羽肉を用意、こちらも同じ条件で水から煮ていくことにした。

果たして、よりおいしく出来るのはどっちなんでしょう。


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