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はっけんの水曜日
 
パプリカ色素で赤い食卓


ほら、パプリカ色素。コチニール色素だとちょっと躊躇します。

着色料を作ってみたいと思ったんです。

食品の着色料は色々あるけど、赤と言えば「パプリカ色素」と「コチニール色素」ですよね。コチニールはカイガラムシっていうカメムシの仲間から取る色素。パプリカ色素は、野菜のパプリカから取る色素。

コチニール色素の材料を自分で集めるのは大変そうだけど、パプリカはスーパーで売ってます。という事で、今回はパプリカからパプリカ色素を抽出して、それでもって夕飯を赤く着色してみようと思います。

赤い食べ物って美味しそうですよね。

松本 圭司



なんて立派なパプリカ。安かったので思わず5個買っちゃった。

パプリカを買ってきました

家から一番近いスーパーでは1個198円だったので、ちょっと遠くのOKストアに出かけて購入。1個89円。流石OKストアは安い。

パプリカは見た目の通りピーマンなどと同じく、唐辛子の仲間。唐辛子の血族でも辛味を持たない野菜がわりとたくさんあるんですね。辛味成分のカプサイシンを作る遺伝子は劣性遺伝らしいので、実は辛い種類の方が少ないのかも。

パプリカは果物のような甘味があり美味。生でサラダも良し、焼いても良し、ピザなどに載せても良しで人気のある野菜です。


刻んでみたよ。美味しそう・・・・。

刻んでみました

さて、パプリカから赤い色素を抽出してみましょう。といっても、実はその方法がよく判りません。なので、とりあえず刻んでみました。多分、刻んでミキサーで粉砕して絞れば赤い汁が取れるはず。

 

刻んだら粉砕だ

刻む、粉砕、絞る。その2工程目。戸棚の奥からフードプロセッサーを引っ張り出して材料を投入。ブオーンという音ともにパプリカが細かくなっていきます。

機械ってホント容赦がない。手加減とか全然ない。これが知能を持って襲ってきたら大変な事だなぁと思いながら、ぶおーん。


こんな感じでペースト状になりました。

 

見た目は明太子っぽいですが、青臭いです。赤いのに。

裏ごしして色素を絞りますよっと

写真6枚目にして工程が進む進む。今回の記事は短くなりそうだぜ。どうやって横道に逸れてやろうか、選挙速報とかのりぴー情報でも挟むか。

いや、ないない。

ミキサーで粉砕したパプリカを裏ごしして赤汁だけを絞ってみました。きっと、その汁を煮詰めたらサラサラな赤いパプリカ色素パウダーが出来るんだ。

 

汁になった僕のパプリカ

選挙は民主党の圧勝に終わっちゃいましたね(ホントに挟んだよ)。

ここまででサッサと出来ちゃったパプリカ汁。あんまり真っ赤でまるで血のようです。っていうか、パプリカだって生きてるんだし、その生き物たるパプリカを潰して絞ったんだからこれはパプリカの血液、と見る事だって出来るはず。

植物だって血を流すんです!ベジタンは植物の血肉を喰っている!

とか書くと気持ち悪いですね。ドン引きですね。わーい。酒井さんは長男の新学期を心配してるそうです(8/30の情報)。


真っ赤だなー。日の丸を意識してみました!ってのは嘘です。

次のページで、このパプリカ汁をどうにかパプリカ色素にしたいと思います。


次は汁から固体へ>
 

 
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