どこだここ?という景色が並びます
知っている町でもビルのうえだけ眺めながら歩いてみると珍しいものが次々と見つかる。
「あそこはあんなカタチになっていたのか」「あんなこと描いてあったのか」、はじめて見るものばかり。頭の上には意外な景色が広がっているのだ。下ばかり見て上を見てなかった。街の盲点は上にあるといってもいい。
むかしのクイズ番組で回答者の頭上にあるモニターに答えが出る(回答者からは見えない)ものがあったけど、まるであの状態だ。
高いところほど見えてないのだ。(林 雄司)
知らないうちに頭上に星があった
上はへんだ、何かあると気づいたのは会社に行く道である。もう10年以上この道を通っているのだが、右のマンションのうえに意外なものがあることに気づいたのは最近である。
だいたい人の目線はこんな感じですが
ずーんと見上げると
なんだあの星
大きさとしてはワンフロアぶんぐらいの高さがあるのではないだろうか。そんなでかいのに見てなかった。同僚に聞いてみてもだいたい知らないという。
その下にある飲み屋は皆知っているのだが、高すぎると気づかないのだ。高いところが盲点だ。
これはどこでしょう
いきなり大森などというローカルな場所の例を出してしまったが、次の例はこれ。
なんだか懐かしい看板
ビンゴ・ゲームコーナー・ルーレット・ブラックジャック。文字もかすれている。風が強いどこかの寂しい商店街の看板だろうか。
写真をひいていくと…
渋谷センター街のプリクラの店でした
あのレトロな看板はセンター街で現役で掲げられているものだったのだ。全然気づかなかった。頭上にこんな意外な景色があったとは。
看板を出しているほうも頓着してなさそうだ。僕がビルのオーナーで予算的に内装とビル上の看板どっちかしかできないと言われたら内装をとると思う。ビルが密集してるから看板のメンテナンスも大変そうだし。
そうして頭上に時間が止まった世界が残るのだろうか。
踊れる!まで書いてある
レトロ趣味は頭のうえに
未来といえば空中という連想だが、むしろレトロだった。そのうちエアカーとかできてビルの上の方を見ることになったときに時間が止まった景色に驚くかもしれない。
これは新宿で。タワーレコードが入ってるビルの向かい。熱海っぽい