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先週、事務所の引っ越しの際に約2トンからのゴミが出た、と書いたのだが、それを読んだ事務所スタッフから、「それはオーバーでしょう」と言われてしまった。確かにオーバーだったかもしれない。本当は1トンくだいかと思われる。

その証拠に、事務所には以前の企画「おかもちを普段使いに」という記事で使ったおかもちがまだ残っている。今から4年以上も前に使ったおかもちだ。


捨てなかったおかもち

もちろん、このおかもちはあの企画以来一度も使っていない。4年以上も使ってない物を捨てなかったのだ。2トンもゴミが出るはずがない。

捨てるべきかどうか悩んでいたのだが、先日、ビートたけしさんが編集長の「FAMOSO」という雑誌に、カッコいいおかもちが載っていた。


FAMOSOに

カッコいいおかもち

これは嘘広告で、実際にこんなカッコいいおかもちは売っていない。しかし、これを見ておかもちを捨てなかった自分の判断が間違ってなかったことが分かった。こういう風に改造すれば使えるかもしれない。

こうして、新しい事務所にも使い道が良く分からない物がたまっていくのだと思います。

(text by 住 正徳







以前、「タクシー運転手さんのジンクス」という記事を書いた。運転手さんから色々なジンクスを聞けて楽しかったので、今度はもう一歩突っ込んだ話を聞いてみようと思う。テーマは「感動話」である。運転手さんが体験したり聞いたりしたことで、思わず心がぽかぽかしたことはないか、聞いてみるのだ。「心がぽかぽかする」という表現は、「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」に出て来る綾波レイの台詞である。

僕も心をぽかぽかさせたいのだ。




なるべく多くの運転手さんから心がぽかぽかする話を聞くために、1人の運転手さんとお話しする時間をワンメーター以内とした。ワンメーター以内でどれだけの「心がぽかぽかする話」を聞けるのか、予想もつかない。急に「心がぽかぽかする話をしてください」と言われも、僕だって困ってしまう。この殺伐としたビジネス社会を生きていると、そう簡単に心がぽかぽかしたりはしないのだ。

しかし、運転手さんは色々なお客さんを乗せていて、色々な人生を垣間みているような気がするのだ。運転手さんだったら1人1つはぽかぽか話を持っているはず、と勝手に決めつけて、早速タクシーを拾う。


ぽかぽかさせてください

しかし、現実は甘くなかった。
合計11名の運転手さんから話を聞いたが、中々ぽかぽかする話を聞き出せない。



運転手さんA
「うーん、私はお客さんと深く話さないタイプだから」


そうですか…

運転手さんB
「怖い話だったら沢山あるんですけどね。怖いって言っても心霊的なことじゃなくて、からまれる系の話ですけど」

運転手さんC
「怖い話だったらあるなぁ。錆びた日本刀で頬を叩かれたりとか」


それは怖いですね

運転手さんD
「ぽかぽかする話なんてないよ。リストラされた人の話だったら沢山聞くけどね。こないだも甥っ子は東大卒なのにリストラされたって人を乗せたなぁ」


そういう話じゃないんだよなぁ…

運転手さんE
「ずっと携帯電話で彼女とケンカしている男の人がいましたよ。電話をしながら彼女の家に向かってたんですけど、彼女の家に着いた頃に別れる事が決まったらしくて、そのままさっきの場所まで引き返してくれって。なんだか可哀想だったけど、この話はそんなにぽかぽかしないですよね?」


確かにそれほどぽかぽかしません

いくら沢山の人生を運んでいるとはいえ、そうそうぽかぽかするような場面に出くわさないのだ。怖い思いだったり嫌な思いをすることの方が多い、みなさんそうおっしゃっていた。

それでも、5名の運転手さんから心がぽかぽかする話を聞く事が出来た。
すべてワンメーター以内で聞いた、心がぽかぽかする話である。

次ページでそのお話をお伝えします。



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