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土曜ワイド工場
 
僕のイメージで、お願いします


おれは誰だ。

忙しく日々を暮らしていると、自分がどんな人間だったか忘れてしまうことがある。

はたして他人が見ている自分は、僕が理解している自分と同じなのだろうか。

今回は自分という人間を見つめ直す方法について考えてみました。

安藤 昌教




イメージ写真を撮ってもらいます

他人が感じる自分のイメージは僕が思う自分のイメージとは違うのではないか。

そこを明らかにするには僕のことをよく知っている人の意見を聞くのがいいはずだ。幸い僕の古くからの友人が仕事のために東京に来ているということで協力してもらった。


あちらからやってくるのは僕の友人の

友人中川さんは以前も記事に協力してくれたことのある写真家だ。立ち退きに遭ったかと思えば写真で賞を取ったりして、その勢いで今では東京と沖縄を行ったり来たりしながら仕事をしている(写真家中川さんのブログ)。

僕のことをよく理解してくれているであろう中川さんに僕のイメージで写真を撮ってもらうことにした。


写真家中川さん。

前日に「僕のイメージで撮影をお願いします」と頼んでおいたところ、指定されたのはJR上野駅だった。どうしてですか、と訪ねると

「この町の、なんというかいまいち中心になりきれない感じが安藤さんを彷彿とさせるんじゃないかと思って」

と。

いきなり厳しい意見だが、言いたいことはわからんでもない。こうなってくると急に共感を覚える町、上野。ここで人から見た僕のイメージ写真を撮ってもらおうではないか。


では、よろしくお願いします。

「じゃあ、さっそくですがあそこに立って僕の指示した通りポーズとってもらえますか」

中川さんの指示はシンプルでわかりやすい。彼の専門は女性のポートレートなのだが、そのあたりの技術が活かされているのだろう。

というわけできっての友人に撮ってもらった僕のイメージカットがこちら。


わーい。


--ええっと、中川さん。これはどういうわけでこの写真になったんでしょう。

「安藤さんの全力でやってるんだけど空回りしてる感じを表現してみました」

--ああなるほど、心当たりあります

「ほら、足浮いてるでしょう。合成写真みたいに見えますよね」

--ええ

「この感じです。全力でがんばってるんだけど、どうもメインストリームに乗り切れない、そんな感じを表しています」

さすが友人、すごく痛いところをつかれた感じがする。この企画、かなり割り切らないとケンカになりそうだ。

そんな僕の思いをよそに、中川さんの方では写真家魂に火がついたようで。この後も上野駅を中心にさまざまな場所で写真を撮ってもらった。


バンバン撮られる。

それにしても自分のイメージカットを記事で紹介するというのは裸で外を歩いているような恥ずかしさがある。慣れてくると快感に変わる時が来るのだろうか。


文学青年をイメージして撮ってくれた一枚。

これは少しおとなしい感じですね。

「ローマの休日みたいですよね」

--ローマの?

「そうです。後ろの男性との配置が絶妙です。あと階段に座って紙を眺めているところが文学青年みたいじゃないですか」

--ええ、なんとなく

「安藤さんのぬぐいきれない古くさい感じを表しています。ひとブーム前の韓流スターみたいです」


それ僕じゃないですから。

さすがとしかいいようがない。かなり僕のイメージが具現化されたのではないだろうか。なんというか、この企画、ちょっとつらいぞ。

しかしここでめげずに次は僕のイメージで歌を作ってもらいました。


僕のイメージで歌を作ってください >


 

 
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