もともとこの地方は黒毛和牛の飼育が盛んな場所。食肉処理センターもあるので、昔から新鮮な牛ホルモンを鉄板焼き肉などで日常的に食べていた。そして30〜40年位前から、酒のつまみに食べていたホルモン焼きに、締めの一品としてうどんを一緒に焼いて食べるのが、ここ津山で流行りだしたらしい。似たような文化圏のおとなり兵庫県佐用町あたりでも、ホルモンうどんは食べられているそうだ。
ちなみに我が家では、アサリの酒蒸しを食べたあとの汁をご飯と炒めるのが流行っている。貧乏あさりチャーハン。
そのため、昔は「ホルモンうどん」という統一名称が存在せず、ほとんどの店でメニューにも載っていなかった。常連さん達は「ホルモンにうどん入れて!」という感じで注文していたらしい。それほどこの地に根付いた料理だったということだ。 |