デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


ロマンの木曜日
 
ジェームス・ボンドがバンジーしたダム


泊まったホテルの窓からの「ザ・スイス」という景色

10年くらい前に、ダムというものの魅力に取り憑かれて以来、僕は全国各地のダムを訪ねてまわってきました。

そして、とうとう国内だけでは飽き足らなくなり「海外も見てみたい」と思いはじめました。調べてみると、スイスに世界最大級のダムがいくつもあるらしい。スイスなら、海外初心者の僕でもひとりで行ってこられるんじゃないか。

なんて割と軽いノリで、後先考えずにスイスにやってきてはや数日。気がついたら日本国内と同じように、ふつうにダムめぐりができていたのでした。

(前編「スイスのダムめぐり(前編)」、中編「世界一のコンクリートダムを見てきた」

萩原 雅紀



シオンを出発

というわけで、スイスのダムめぐりもいよいよ後編。今回はスイス中南部、ドイツ語圏からイタリア語圏(スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4種類が公用語)に入りながらダムをめぐり、最後は映画「007ゴールデンアイ」のオープニングでジェームス・ボンドがバンジージャンプした、あのダムに向かいます。


「放流に注意」的な看板も(ちなみに女の子が逃げて男の子が巻き込まれそう、という構図は日本でもよくある) 4カ国語(でもこれいちばん下は英語ですね)

今回の旅の前半の拠点、多くのダムに囲まれたシオンの街を出発する日がやってきました。

ああ、ここを出てしまうと、もうしばらくはGrande DixenceとかMauvoisinとかEmosson(全部ダムです)に会えなくなるのか・・・と思うとかなり名残惜しかったですが、次の目的地も多くの巨大ダムに囲まれた場所。新たな出会いを求めて旅立ちました!(大げさすぎ)


途中、今年のツールドフランスが通った道に行ったら道路に選手の名前の落書きや 手作りっぽいオブジェがたくさん残っていた
あと、せっかくなので登山電車に乗って 標高3000mを超える展望台に行って

生まれて初めて氷河を見たり
マッターホルンを見たりもしました

シオンを出て東へ東へ。ものすごいつづら折りの峠道を登りきると、そこはフルカ峠。今まで見てきたダムたちの水系であるローヌ川の源で、地中海と黒海の分水嶺でもあります。ガードレールなどなくヘアピンカーブが連続する、いかにもヨーロッパの峠道といった雰囲気が気分を盛り上げます。


ローヌ川源流の氷河とその脇に建つホテル 峠からいま走ってきた方を見下ろす

峠を越え、今度はくねくねした坂を下りていくと、次の滞在地であるアンデルマットの街にたどり着きます。街、というか、人口が2000人弱の小ぢんまりした村といった雰囲気。

ここのホテルの部屋の窓から見えた光景が冒頭の写真で、急斜面に木造や石積みの家が建ち、その間を登山列車が登っていく、これぞスイス!という光景。ここは有名な氷河急行の路線でもあるようで、滞在中何度か派手なカラーリングの氷河急行が通り過ぎるのを眺めました。氷河急行に乗るのも贅沢だけど、こうして眺めるのも同じくらい贅沢な気がしました。


何気なく外を見たら「あ、氷河急行だ!」 ひときわ派手なのは食堂車だろうか
滞在したホテルも山小屋風でかわいい これが目抜き通り!いい雰囲気でしょー

ここは比較的イタリアにも近いので、レストランの料理もイタリア風が多くておいしかったです。割と日本人も訪れるようで、ひとりで食事をしていたらウェイトレスの女の子が「オイシイ?」とか片言の日本語で聞いてきました。

超かわいい。


ちょうど建国記念日とのことで、スペシャルメニューのデザートが出てきた

しかしお嬢ちゃん、旅の男に惚れちゃいけねえぜ・・・なんて、一人旅で心細いなか、そんな接し方されてイチコロで惚れたのはこっちですが。悪いな、俺にはダムしか見えねえんだ。

というわけで、次ページからダムをめぐります。


つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation