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ちしきの金曜日
 
ビルの上を見ると知らない町にいる気分になる

北海道の大森駅と東京の大森駅の位置関係

ニフティの最寄り駅はJR大森駅。3年前、僕は北海道にある大森駅に間違えて行ってしまったことがある(その様子はこちらで)。

だがその大森駅は路線ごと廃止され、大森という名の駅は日本にひとつになった。もう路線案内で別の大森駅が出てきて間違えることはない。南北朝時代は終わり、ひとつの大森時代がやってきたのだ。

と思っていたのもつかの間。また間違えたのだ。

林 雄司



渋谷からはじまります

さて、渋谷で用事を終えた。大森にある会社に戻ろう。素直に山手線で品川乗り換えか、りんかい線がちょうどよくくれば大井町乗り換えも早いかもしれない。携帯で乗り換え案内を見る。

DSCN2687.JPG

渋谷はいつでも祭のような人出です

DSCN2687.JPG

乗り換え案内も進化したものです

どこに行く時も乗り換え案内を見ている。携帯を変えたときもまっさきに登録するのは乗り換え案内だ。

乗り換え案内にしたがって電車に乗る。もう北海道に大森駅はないので北の大地に連れて行かれることはない。

山手線

品川乗り換え

新幹線?

まだ乗り換えろと

小さい電車に乗れと

単線だったっけ?


指示通りに乗り継いで到着した駅は大森だった。いまのJRの駅名表示はプラスチック製でカラフルだがこの大森駅の看板はクラッシックでシンプルだ。

静岡県っておもいきり書いてありますが

そう、大森だけどここは会社がある大森じゃない。北海道ではない場所にまた大森ができていたのだ。第3の大森である。

大森まちがえた!


ごめんなさい

3年前と同じ小芝居につきあわせてしまって申し訳ない。2009年4月1日に静岡県を走る天竜浜名湖鉄道に大森駅が開業したので行ってみたのだ。

乗り換え案内で見かける駅、しかもよく利用する駅と同じ名前だ。旅情を感じずにはいられないだろう。

静岡の大森駅と東京の大森駅の位置関係

冒頭で大森駅は日本にひとつ、と書いたがその状態は過去のものになっているのだ。

〜2006年4月21日 大森は東京と北海道の2ヵ所
2006年4月22日〜2009年3月31日 大森は1カ所
2009年4月1日〜 大森は東京と静岡の2ヵ所

図解するとこのようになる。

ふたつの大森時代

大森ひとつ時代

そして再び2大森時代

大森がひとつだった時代は3年弱しか続かず、ふたたびふたつの大森駅が群雄割拠する時代に戻ったのだ(群雄割拠はふたつの状態で使う言葉ではありません)。

そして僕は東ニ大森アレバ間違エテ、西ニ大森ガアレバ間違エテ行ク、といううっかり宮沢賢治状態である。そんな人になりたかったんだっけ、という疑問がよぎらないわけではない。

4月にできたばかりの大森


コネタ・大森駅はたいてい一緒

ここまで書いてきてよぎる不安は「これ、大森に住んだり勤めている人じゃないとまったく関心がない話なのでは?」ということである。そしてたぶんそれは正しい。

いや、待ってくれ。違うんだ。ページを閉じるまえに大森に関する秘密を発見したので見て欲しい(今回、原稿のテンションがへんですね)。

静岡県の大森駅とかつて北海道にあった大森駅がそっくりなのだ。

北海道の大森駅・駅全景
静岡の大森駅・駅全景
北海道の大森駅・駅の入り口の階段は5段
静岡の大森駅の階段も5段
北海道の大森駅・駅前の景色
静岡の大森駅の駅前も癒し系

北海道の大森駅にくる列車

静岡の大森駅も似たような列車

単線の無人駅ってどこも同じような作りなんじゃないのかと言われたらぐうの音も出ない。だが、廃線で消滅した駅がまた同じ名前で似た形であらわれたことは現代の奇跡と言っていいのではないか。

そして着地点に困った話はちょっといい話にすると着地するな、と思った。


次はネリマに行きたい

最近グーグルマップの海外の地名表記がカタカナになったが、ロシアの東側にネリマという場所がある。意外なところに練馬があった。練馬生まれとしては一体どんな練馬なのか考えるだけでどきどきする。

同じ名前なのにまったく知らない町があるなんて不思議だ。ちょっとしたパラレルワールド気分である。ロシアのネリマにも西武線みたいな電車が通っているのだろうか。


大きな地図で見る
拡大するとロシアです
 

 
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