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ロマンの木曜日
 
iPhoneでグーグルマップ見ながら電車に乗ると超楽しい


電車内エンターテインメントの極致と断言

昔から地図が大好きで、トイレに長時間こもるときは地図を持って行くし、子供のころ好きな本を買ってあげる、と親戚に書店へ連れて行かれた時も地図を所望して驚かれたことがあります。

そんな少年が、やがて大人になって21世紀になって電車に乗ったとき、いつの間にか子供のころに思い描いた理想の環境を手に入れていたことに気づいてしまいました。

携帯ゲーム機とかぜんぜんいらない、電車内の最高のエンターテインメントだと思います。

萩原 雅紀



移動中も地図を見たい

以前、当サイトのウェブマスター林さんが書いた「地図を見ながら飛行機に乗ると楽しい」という記事に、僕は大いに共感しました。僕も新幹線に地図を持ち込んで、車窓と地図を眺め比べたことがあるからです。あれは楽しかった。

でも、製本されている地図だと、縮尺の小さいものでは山や川の名前とか、周辺の大まかな市町村名が分かる程度で、逆に縮尺の大きいものでは、目の前の商店名などまで分かって興奮度合いが増すいっぽう、頻繁にページめくりをしなければならなかったり、見失ったときに復帰するのが大変だったり、何冊もの地図を準備しなければならないなど、どちらも一長一短。

こういうとき便利なのがグーグルマップですが、地図のためにノートパソコンを持ち歩くのは気軽にはできないし、ネットが繋がらないとせっかく持ってきたノートパソコンも単なる鞄の重りにしかなりません。

しかし、林さんの記事から数か月経って、移動時に地図を眺める趣味を取り巻く状況は大きな変化を遂げました。GPSを搭載しグーグルマップが見られる携帯電話、iPhoneが登場したのです。


僕にとって全知全能の携帯、iPhone

いや、iPhoneはその1年前から売られていたのですが、僕の前に登場した(買った)のが今年の夏なので、大きく変化をしたのは主に僕を取り巻く環境でした。つまり、人によっては1年前に体験した衝撃を、後追いの僕が今さら「すごいぞ、わーい」と喜んでいる、ということです。まわりがスーパーファミコンに移行した頃にようやくファミコンを手に入れたあの感覚。急に恥ずかしくなってきた。

 

東海道新幹線に乗った

大阪に行く用事があったので、車窓とiPhoneを見比べてみようと思いました。移動手段は新幹線、飛行機、夜行バスと選択肢がいろいろあったのですが、迷わず新幹線の切符を買いました。飛行機ではiPhoneが使えないし、夜行バスだと液晶の明るさが周囲に迷惑(あと自分が寝てしまうから)。


Nではなくふつうの700系だったが、これが後々問題に

自由席だったので、窓側を確保するために2本くらい見送って席をゲット。もちろん駅弁と飲み物、お菓子も購入済み。GPSを受信しやすいようにiPhoneを窓際に置いて、さあ、エンターテインメントのはじまりです。


セッティング完了
ところで、ここまでほとんど同じ写真しか出てきていませんが、これについては後述します

ところが、新幹線が200km/h以上のスピードで走っていると、携帯の電波を使ってグーグルマップの画像データを受け取る、いわゆるデータローミングではスクロールのスピードがぜんぜん間に合わず、ずっと地図のない単なる格子柄の中を突き進むことになりました。


スクロールがぜんぜん間に合わない

ふんふん、これが富士川鉄橋か、なんて最高の寛ぎの時間を過ごそうと思ったのに、何ということだ!

あと、ずっとグーグルマップとGPSを作動させておくとiPhoneの電池がみるみる減っていくので、大阪に着いてから使えなくならないか不安になりました。それから、途中で日が暮れたため外の景色も分からず。結局、乗る前のワクワク感は吹っ飛び、お弁当を食べたら眠くなって、気がついたときには新大阪到着のチャイムが鳴っていました。

ダメなのか。2009年レベルの情報通信技術では、僕の要求するエンターテインメントは実現しないのか。


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