やっぱり大きかった「ラブ」
今回レンタルしたのはラブラドールレトリーバー。名前は「ラブ」。女の子みたいな名前だけれど6歳の男の子だ。いや、犬の6歳は人間だと40歳くらいだから中年男性が正しいか。体重は30キロでダックスフントすら怖い僕にはラブは大きすぎた。
人間だと40歳なのだけれど、ラブはとてもやんちゃだ。数年前流行したちょいワルおやじみたいな感じだろうか。僕の行きたい方向ではない方にラブは行こうとする。
ラブは自分の考えを持つタイプのようで大体僕に反抗する。そして体が大きいから引っ張る力がすごい。怖くて仕方がない。だからなのか家に帰って写真を確認したら僕の腰がラブから逃げていた。
犬をなでなでしたい! ノーメガネ作戦
僕はメガネをかけていないと生活できない。目が悪いのだ。メガネをかけていない状態だとかなり近づかないと誰だか判別できない。性別すら怪しい。だから、メガネをはずしてラブに近づけば犬と分からず、怖からずになでなでできるのではないかと考えたのだ。
分かっていたけれど、メガネをはずしても犬だった。そもそも犬がいると分かった状態でメガネをはずしたのだから意味がない。いま写真を見ると腰がこれでもかというくらい引けていて情けない。
エサで犬を犬にする作戦
犬をお店で借りたら犬にあげるおやつをもらった。 これをラブにあげて犬にしてしまおうと考えた。ここで言う「犬」とは国家権力の犬みたいな意味の犬だ。エサで釣って完全に僕に従うようにすれば、少なくともラブだけは怖くないわけだ。
エサをカバンから出したとたんに怖かった。今日一番のテンションで迫ってきた。しかもリードを僕が持っているため逃げても逃げても追いかけてくる。リードを離してもよかったのだけれど、もし犬が逃げてしまったら弁償しないといけなかったので、離すことができず、ゴールのない恐怖の追いかけっこをするはめになってしまった。