鶏肉のなにか −工程1
さて秋刀魚のほうは、あとは土鍋を火にかけるだけで、ここはもうレシピ通りの時間でやるほかないので放っておく。
ちなみに今回の料理、どれも途中での味見は一切しない。なぜなら味をみて物足りないと思っても、なにをどう足したらいいか、ぼくには判断できないからだ。
材料 ・鳥ささみ 大2本(小なら3本) 下味 (酒小さじ1 生姜汁小さじ1) 片栗粉小さじ1 ・生しいたけ 4枚 ・きくらげ(乾燥)4枚 ・絹ごし豆腐 1/2丁 ・中華スープ4カップ(スープのもと小さじ1) ・たけのこ 約75グラム
塩 小さじ1 醤油 小さじ1 酒 大さじ1 水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ2) 黒酢大さじ2 ラー油 小さじ1〜2
作り方
というわけで、『豚肉のなにか』をつくるためにもどしている乾燥しいたけはすっかり濡れネズミみたいになっているわけだが、もう少しそのままにして別の料理にとりかかろう。
出汁がほしいわけではないのだが
さて、作り方の最初から、いきなり意味不明ワード「観音開き」の登場である。
観音開きというと、頭に浮かぶのは仏壇の扉である。要はあんな感じで縦に切り目を入れて左右に開いてやればよいのだろうか。
……こ、これになんの意味があるんだチクショー! でもって繊維に沿って細く切るのだという。
ずいぶん見た目が汚いじゃないかと思っていたのだが、あとで解答をみたら、当たらずとも遠からず、かといって近からず。という感じだった。どうにかなるものである。 このあと酒とおろし生姜の汁とで肉をもみこむ。下味をつけるといったテクニックを使うのは初めてだが、爽やかな生姜の匂いが漂ってきて、料理をつくる喜びを感じないでもない。
そして切った他の具材とともに中華スープで煮て、火がとおったところで水溶き片栗粉を投入する。
果たしてぼくは七年越しに料理に上手なトロミをつけることができるのか。グッバイトラウマ。 なにつくってるのかわかってないけど。
豚肉のなにか −工程2
力技で玉ねぎ・ハム・しいたけ・パセリ・ニンニクのみじん切りを済ませ、挽き肉・卵・パン粉とボウルで混ぜていく。
これを「親指くらいの太さで12センチほどの長さ」にして「ローリエといっしょにラップでくるむ」という。ローリエなんて使ったことないが、半分に切って一緒に巻くと言っているのでなにも考えずに従う。 それにしても、
不安である。晩飯にこんなの出てきたことがない。