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フェティッシュの火曜日
 
レシピさえあれば料理はできるのか

鶏肉のなにか −工程1

さて秋刀魚のほうは、あとは土鍋を火にかけるだけで、ここはもうレシピ通りの時間でやるほかないので放っておく。

ちなみに今回の料理、どれも途中での味見は一切しない。なぜなら味をみて物足りないと思っても、なにをどう足したらいいか、ぼくには判断できないからだ。


材料
・鳥ささみ 大2本(小なら3本)
  下味 (酒小さじ1 生姜汁小さじ1) 片栗粉小さじ1
・生しいたけ 4枚 
・きくらげ(乾燥)4枚
・絹ごし豆腐 1/2丁
・中華スープ4カップ(スープのもと小さじ1)
・たけのこ 約75グラム

塩 小さじ1
醤油 小さじ1
酒 大さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ2)
黒酢大さじ2
ラー油 小さじ1〜2

作り方

  1. 鳥のささみを観音開きにして繊維に沿って細切りにし、下味をもみこんで片栗粉をまぶす。
  2. しいたけは軸を除いて薄切りにする。
  3. きくらげを水でもどし、いしづきをとり千切りにする。
  4. 絹ごし豆腐は厚みを3等分にし、短冊に切る。
  5. 中華スープを温めた鍋に片栗粉小さじ1をまぶした鳥のささみを入れ、すぐにかき混ぜる。
  6. さらに、たけのこ、きくらげ、生しいたけをいれ、材料に火が通るまで5分ほど煮る。
  7. 塩、醤油、酒を入れ、よく混ぜ合わせる。
  8. なべ底をよく回しながら、もう一度よくかきまぜた水溶き片栗粉を入れ、煮立てる。
  9. 絹ごし豆腐を入れ、全体を混ぜ合わせる。
  10. もう一度煮立ったところにしっかりと溶いた卵を細く回し入れる。
  11. 少し火を弱めて黒酢、ラー油を入れる。

というわけで、『豚肉のなにか』をつくるためにもどしている乾燥しいたけはすっかり濡れネズミみたいになっているわけだが、もう少しそのままにして別の料理にとりかかろう。


出汁がほしいわけではないのだが


さて、作り方の最初から、いきなり意味不明ワード「観音開き」の登場である。


これが……観音さま

観音開きというと、頭に浮かぶのは仏壇の扉である。要はあんな感じで縦に切り目を入れて左右に開いてやればよいのだろうか。


開いた

……こ、これになんの意味があるんだチクショー!
でもって繊維に沿って細く切るのだという。


どうなんだこれは

ずいぶん見た目が汚いじゃないかと思っていたのだが、あとで解答をみたら、当たらずとも遠からず、かといって近からず。という感じだった。どうにかなるものである。
このあと酒とおろし生姜の汁とで肉をもみこむ。下味をつけるといったテクニックを使うのは初めてだが、爽やかな生姜の匂いが漂ってきて、料理をつくる喜びを感じないでもない。

そして切った他の具材とともに中華スープで煮て、火がとおったところで水溶き片栗粉を投入する。


つけよ! トロミ!!

果たしてぼくは七年越しに料理に上手なトロミをつけることができるのか。グッバイトラウマ。
なにつくってるのかわかってないけど。


気合い入れすぎて豆腐がグズグズでした

 

豚肉のなにか −工程2


やっと水揚げされた干ししいたけ(左)

力技で玉ねぎ・ハム・しいたけ・パセリ・ニンニクのみじん切りを済ませ、挽き肉・卵・パン粉とボウルで混ぜていく。


粘ってきた

これを「親指くらいの太さで12センチほどの長さ」にして「ローリエといっしょにラップでくるむ」という。ローリエなんて使ったことないが、半分に切って一緒に巻くと言っているのでなにも考えずに従う。
それにしても、


むう

なにコレ

不安である。晩飯にこんなの出てきたことがない。


かわいいものたち

そして蒸す (蒸し方はわからないので諦めて訊きました)

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