シーン3:プリンター
職場にはコピー機兼プリンターが3台ある。いつも使うプリンタを設定すればいいのだが、設定を適当にいろいろ変更してたらいろんなプリンタから出るようになってしまった。
どうなるかというと、プリンタのところでうろうろすることになる。セキュリティ意識の高い僕としては機密書類(ぐるなびのクーポン券)は同僚に見られる前に自席に持ち帰りたいのだ。
あれー
こっちか
モダンタイムスか。機械に使われる人間を描いているのか、おれは。しかも誰も見てない。
ゲームの題材にぴったりだ。前世紀的な風景は前世紀のゲームにぴったりの法則。
どんなゲームか想像がつく。たぶん難しくなってくると2台同時に紙が出てきたりするだろう。僕はこんなに面白いことを会社でしていたのか。
ミスの回数を示すアイコンは
トナー
間違えると手がまっくろだ。
シーン4:あいさつ
外に出た。会社員の基本といえば挨拶である(まったく似合わないことを書いてしまいました)。
「お疲れさまっす」
あれうちの会社の人じゃなかったわ
僕の腰がひけた小芝居で共感を得られにくくなっているが、こういうことはよくある。
知らない人だと思ったら役員だったというよりはましだが、下げた頭をどこにもっていけばいいのか。
ゲームだ。
ゲーム&ウォッチ「オジギ」
偉いひとにだけおじぎをするゲームである。
「課長島耕作」というゲームがあるらしいが、きっとこういうゲームだと思う。
すっかり慣れました
2日ほどずっとゲーム&ウォッチ風のイラストを描いていたらすっかり慣れた。Zくんもゲーム&ウォッチ風にできる。
めんどくさいことがあってもたいていそれはゲーム&ウォッチだ。そう思うと うきうきした毎日である。いい気分でDS-iでゲーム&ウォッチをたくさん買って遊んでいるのだがすぐにゲームオーバーになってしまう。
そういえば僕はゲームが苦手だった。
………。せっかく前向きになった気分がひっくり返らないうちに筆を置きたい(注:筆では書いてません)。