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ロマンの木曜日
 
舞洲ワンダーアイランド


暇を持て余した神々の遊び

大阪市の湾岸地区に、舞洲(まいしま)という埋め立て地があります。開催を目指して招致活動していた2008年の夏季オリンピック(北京で開催)では、メイン会場となる予定地でした。

オリンピックの話は流れてしまった舞洲ですが、調べてみると、すごく気になるものがたくさんあったので、行ってみました。

萩原 雅紀



いきなりラスボス登場

ユニバーサルスタジオジャパン方面に向かうJR桜島線(通称ゆめ咲線)の終点、桜島駅からバスに乗って舞洲入りします。見どころはいろいろあるらしく、現地で適当に歩き回ればいいやと、特に行程を決めずに来ました。バスは舞洲内をぐるりとまわるので、どの停留所で降りようかと思っていると、とつぜん目の前に強烈な建物が出現。噂には聞いていたけど、いきなり来たか!

思わずチャイムをピンポン!降りまーす!


桜島駅前からバスに乗る
あ、あ、あれかぁ!

 

大阪市環境局舞洲工場

かなり有名なのでご存知の方も多いと思いますが、まずは見ていただきましょう。


舞洲に舞浜が侵略(嘘です)
あの飛び出たところ行ってみたい

入口もまさにアトラクションのそれ
裏側の仕上げにも抜かりはない

この突拍子もない建物、正式名称は「大阪市環境局舞洲工場」。つまり、簡単に言ってしまうとゴミ処理場なのです。デザインはオーストリア人の芸術家、建築家である故フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によるもの。

テーマは、建物が地域に根ざし、エコロジー、技術と芸術との融和のシンボルとなるように、とのことで、原色系の色使いや自由曲線を多用した建物のラインが、超人工的な埋め立て地の中でも際立った存在感を放っています。

この施設、大阪市によって総工費600億円以上をかけて造られ、その特異な外観もあって、いわゆるムダな公共事業の象徴として、テレビなどでもよく槍玉に挙げられています。

いやいや、でも実際に見るとすごいですよ。想像よりはるかに大きいし、大胆な中にも繊細なデザインが入っていて、あとこの真似のしようのない色使い。造ろうと思ってもなかなか造れるものではありません(いろんな意味で)。アートとか建築とかぜんぜん分からないですが、正直言って僕は少し心揺さぶられました。

なんて大阪市民じゃなく、大阪市に税金を払ってないから言えることかも知れませんが。でも僕がUSJとかで出したゴミも処理してくれてるわけだし。


敷地内は遊歩道が造られている
開いていたドアから覗いてみたら思いきりゴミ処理場

屋上に上がれると書いてあったのに
階段は途中で封鎖

というか、かなりの期間人通ってないよね?
メルヘンの中にかっこいい部分を発見

希望者は内部を見学できるようですが、希望日の10日前までに申し込まなければならなかったり、予約だけじゃなく依頼書を送らなければならなかったり、団体が主で個人の見学は難しいらしいとか、公共施設の手続きってどうしてこうめんどくさそう(実際は大した手続きじゃないんだろうけど、なんかめんどくさそう)なんでしょうか。ふらっと行ってふらっと見られるようにできないものかな。


それにしてもすごいな

というわけで、前から見たいと思っていた建物が見られてよかったです。想像よりもぜんぜんすごかった。フンデルトヴァッサーさんありがとう。

では、そろそろ別の場所に移動しよう、と思ったそのとき。目に飛び込んできた光景に僕は愕然としました。


またボスがいるぞ

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