いちおう、これも総工費を書いておくと、およそ600億円。橋を渡った先の夢洲は、現在コンテナターミナルしかなく、一般車は渡ってもすぐUターンするしかないそうです。そんなわけで歩道は閉鎖されていて、徒歩では渡ることができず。もし大阪オリンピックが実現していたら、舞洲がメイン会場、夢洲が選手村になる予定だったとか。つまりこの橋は、選手やマスコミが毎日行き来するルートだったわけで、それだけ人目につきやすく、だからこそ張り切っちゃった、のだろうと想像します。
まあ、いずれ夢洲も開発されるかも知れないし、可動橋にしといてよかった、という日が来ないとも限らないし、何よりかっこいいじゃないですか!
なんて無責任きわまりない発言ですみません。でも今回、ゴミ処理場、汚泥処理場、可動橋のことを調べていたら、批判ばかりが目立っていたので、あまのじゃくな僕としては逆にポジティブな視点で見てみたかったのです。
もう造っちゃったわけだし、役にも立っているし、建物のインパクトはすごいし、この先どうプラスアルファの活用ができるかを考えたらいいんじゃないかと思ったのです。愚痴っても借金減らないし。実際、別の仕事で大阪に来た僕でも、ここ見に来るために1日宿泊延長したわけだし。
どこかで見たことある光景
その後、何かおもしろいものはないかと島内を一周してみました。島の西半分はスポーツと公園エリアになっていて、立派なアリーナや野球場などもあるのですが、どうもコンセプトが「ステレオタイプな曖昧」なまま放置されているような感じでした。でも、なぜかそれが懐かしく感じたのです。 |