僕が人生で一番最初に接した「未来」は自動車でもテレビでもなく、自動ドアだったのではないだろうか。 手動でも大きな問題がないものを、わざわざモーターで動かすというところに未来を感じる。 自動ドアは、最新のテクノロジーではないが、我々に接する機会の多い「便利な未来」だ。
(工藤 考浩)
プレートに注目
そんな自動ドアでも、今回は自動であることを表示する部分に注目してみた。 通常のドアであれば取っ手のある部分に貼ってある「自動ドア」というプレートである。 街でよく見かけるものだが、いったいどれくらいの種類があるのだろうか。
人生いろいろ、ドアもいろいろ
余談だが、自動ドアの写真を撮るのは難しい。 近づくと、開くからだ。 タッチ式の自動ドアでも、ガラス張りのところが圧倒的に多く、店内からの視線があるのでカメラを構え難い。 手のひらのマークがついた自動ドアの写真を撮りたくて、ようやく見つけたのだが、このドアの向こうには大変に怖い顔をした男性が数人座っていて、明らかにその手の事務所だった。