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ちしきの金曜日
 
クリーニング屋キャラを鑑賞する

うさぎ。クリーニング屋とウサギの関連性に本人も不安があったのか、念のため「クリーニング」と書かれた風船を所持。

象さん。「目印」と謳っているが、象からクリーニング屋まで連想をたどり着かせるには、桶屋が儲かる以上の数段論法が必要だろう。

亀。スピード感も求められるクリーニング屋さんにおいて、思い切った種族選択である。

太陽。これはクリーニング屋さんらしい。こういう納得のキャラ選びが少ないのがクリーニング屋さんの特徴だ。

亀さん2匹に、鶴1匹。たぶん鶴だと思う。長寿の象徴とクリーニング、異色の組み合わせ。白さ「長持ち」ってことだと思いたい。あえてありがたみのないファッションで、あまつさえ舌を出す亀さんに注目だ。

キャラに対してはもはや言うべきことがない。「クリーニング」っていう文字に勢いがあって良い、とコメントしたい。

クリーニング屋キャラの、キャラ界における参入障壁の低さがお分かりいただけたことと思う。

こうやってたくさん見ていくと、キャラに意味を求めるのが間違いなのだ、と思わされる。「とりあえずいればいい」。にぎやかしというキャラ本来の役割が純粋に表れた形式とすらいえるかもしれない。

 

気になるおしゃれ共和国

前ページ冒頭のペンギンが気に入っているぼくだが、「おしゃれ共和国」というクリーニング屋チェーンのキャラも捨てがたい。


共和国のシミヌキー大統領です。

動物をキャラにするならこの種族。百獣の王、ライオンだ。いや、これ、トラか?

ぼくのクリーニングとの関連性を執拗に問う態度を遥か後方に置き去り、建国の挙に出たその大胆さには脱帽である。

この「おしゃれ共和国」、東京都内に30店舗以上展開する共和国だ。注目したいのは、各共和国店にいらっしゃるこの大統領が手描きだという点だ。チェーンなのに。味わい深い。

と思っていたら。


きみは?首相?クーデター?

共和国内に異変か。大統領を尻目にセオリー通りの蝶ネクタイ姿で犬らしきキャラが台頭。

今後の共和国の動向に注目していきたい。

今後も集めていきたいと思います

なぜわれわれはこんなにもキャラを生み出してしまうのか。日本のマンガ、アニメが世界中で注目されて久しいが、実はこういった市井のキャラたちにこそ、日本におけるキャラ文化の成熟具合がうかがえるのではないかと思っている。たぶん。

キャラというか、なんというか。


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