「ジガゾーパズル」VS「変な顔」
普通の顔でその再現力がよくわかった「ジガゾーパズル」。ならばもっと別の顔で試してみよう。
振り返ってみると、当サイトで書いた記事ではいろんな顔をする機会があった。まずは特徴的な表情をした写真ということで、この記事を選んでみた。
「笑顔たやさず一日過ごす」という記事からの一枚。「笑う門には福来たる」ということわざを信じて、いろんなミッションを敢行しながら一日をずっと笑顔で過ごし続けるという企画だ。
写真は包丁でタマネギを切りながら笑っているところ。限界まで追い詰められた男の姿がここにある。
特殊な状況に置かれて、特徴的な表情をしている一枚だ。この写真を使って手順通りにメールを送り、並べ方の図を手に入れる。さあ、あとは作業だ。
並べていくうちに、ぼんやりとした羅列から、だんだんと表情が浮かび上がってくる。
おお、これも確かに雰囲気が出ているぞ。
詳細に比べてしまうと違いもあるが、全体としてはよく再現できていると思う。パズルの方が笑っているのか困っているのか耐えているのか、どれともつかない感じがよく出ているようにも見える。
タマネギを切って目がとても痛いのに、笑っていなければいけなかったあのとき。自ら飛び込んだどうでもいい矛盾。完成したパズルを見て、そんな謎のメモリアルが心によみがえった。
さて、さらにアグレッシブな変な顔でも試してみよう。「逆に顔を大きく魅せる」という記事からの一枚だ。
顔を小さく見せる方法はファッション誌などに載っているが、逆に顔を大きく見せる方法を追求した記事。小顔がもてはやされる昨今のトレンドに、意味不明の逆ギレをした企画だ。
写真はアフロヘアーや膨張色、肩幅との対比など、記事で試したことを結集した一枚。「地球上の誰の顔でも作れます」という触れ込みの「ジガゾーパズル」への挑戦状でもある。
さあどうだ!
こ、恐え…。
もっとファニーでポップな感じになることを予測したのに、際だってきたのは怖さ。ヘアスタイルの感じはよく出ているが、それと対比する顔の部分がおっかない。
意外な雰囲気に自分の顔ながら驚く。「本当にあった呪いのビデオ」みたいになってしまった。
予想外の見え方に困惑していたのだが、じっと見ているうちに気がついた。見ようによっては林屋ぺーのようにも見えるような気もしてくる。
今回使った「ジガゾーパズル」は「ミッドナイトブルー」という色のものだったが、ピンクっぽくも見える「ワインレッド」という色違いもある。そちらだとよりぺーっぽさが増したのではないかと思う。
さて、ここまで自分の顔をモデルにしてきたが、当サイトの記事ではいろんな方がいろんな顔をしてきた。どんな顔があったかなと思いながら、これまでの記事の特選写真が満載のデイリーグッズ「名場面トランプ」を眺めてみた。
「新しいヘアスタイルのご提案」という記事からの写真を使ったカード。ジョーカーにふさわしいチョイスだ。
地球上の誰の顔でも作れる「ジガゾーパズル」も、ここまで想定しているかどうか。デイリーポータルZからのファイナルウェポンとして繰り出してみたい。
結構食らいついてきてるな、という感じか。先ほどのアフロ顔は顔を白く塗っていたためか、表情というものがあまり感じられなかったが、こちらは深みが加わったように見える。
それによって出なくてもいい迫力が出てきた。遠くから見ると顔の立体感もぐっと出てくる。この人に捕まったらまずい、という危機感も感じる。
やっぱり部屋に何気なく置いてあるのを、やや遠くから見るとおっかなさがより強くなる。頼むからこっちを見ないでくれと言いたくなる。「本当にあった呪いのビデオ PART2」だ。
不思議で楽しい「ジガゾーパズル」。変な顔でなんとかそのすごさに食い込んでいこうとしたのだが、結構対応してくるので驚いた。マニュアルでも提案されていたのだが、相手の顔写真を基にした並べ方の図とセットにして、サプライズプレゼントにしてもおもしろいと思う。
部屋にはまだ住さんジョーカーのパズルが組んだまま置いてある。目に入るたび、ビクッとなる。