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はっけんの水曜日
 
“ハンザキ”がハンバーグに似ているので作ってみた


テレビで見たオオサンショウウオが、すごかった。でかい。でも意外と素早い。そしてかわいい。

生息地である三重県より西では、古くから「ハンザキ」と呼ばれているそうだ。その名の由来は「体を半分に裂かれても生きている」という伝説からだそうだが、そりゃどんな名の付き方か。

さておき、このハンザキさん、見れば見るほど何かに似ている・・・なんだろう。とても身近な何かに似ている・・・。

あれだ!ハンバーグ。みんな大好き「ハンバーグ」にそっくりなのだ!そう思ったので作ってみることにした。名づけて「ハンザキバーグ」である。

乙幡 啓子



つまり1000gのハンバーグ

そのテレビ番組というのは「飛び出せ!科学くん」である。「全長2mの巨大ハンザキ」を探しにメンバーが渓流へと探検にでかけるのだが、実際には70cmくらいのものを捕獲。それでもインパクトはすごかった。重みバッチリ。ぬめりタップリ。

少なくともあれくらいのハンザキを、牛豚合挽きのハンバーグ種で再現したい。本物のハンザキは食べる機会も食べたい気もないが(それに国の特別天然記念物なので無理)、ハンバーグならバッチリだ。

それにはいったい、どれくらいの挽き肉が必要になるのだろうか。


ハンザキのだいたいの姿(乙幡謹製消しゴムはんこ)。本当にこんな漫画みたいな姿をしているのがすごい。
いつものハンバーグはだいたいこんな感じ。ハンザキそっくりではないか!

ふだんは300gから400gくらいで4人分、もしくはそれ以上のハンバーグを作ってるから、ハンザキはあの外観からして、ハンバーグ○○人分で・・・ええい計算できるか。とりあえず1kg買ったれ。


ジャンボパック100g98円がうれしいね、こういうときは。

これに玉ねぎやパン粉を、これまた通常の数倍入れるのだから、まあ70cm級のハンザキはできることだろう。


玉ねぎは丸々2個使用。
飴色になるまで炒める。こういうところはちゃんとやろう。


ボウル1つではとても足りなかったが、タライ持ち出すまではいかずに済んでよかった。
粘りが出るまでこねる。こういうところはちゃんとやろう。

 

カラスに囲まれないうちに終えよう

ところで・・・ハンザキ(繰り返すがオオサンショウウオのこと)をWikipediaで調べると、「最大全長は150cm」と書いてある。それならいっそのことその大きさで作りたかったのはやまやまだ。

しかし熱源の問題がある。そんな、お祭りの屋台で使うような、でかい鉄板や熱源が家にあるはずもない。仕方なくホットプレートの出番となるわけだ。

しかしまあ、体を折り曲げるようにすれば、そこそこの体長のハンザキバーグが焼けるのではないか。さっそくベランダに出て作業の開始だ。カラスの監視を上空から薄っすら感じつつ、肉を成形していこう。


オオサンショウウオの写真を見ながらBBQ!ところでハムの説明は後だ。

油をひいた鉄板の上に、直接盛って形作っていく。


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