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ロマンの木曜日
 
飼育員の格好をしたら動物は寄ってくるか


このウソっぽさ。

動物園で動物を見に行っても、運が悪いと動物が遠くにいてちっとも見れないときがある。 せっかく来たんだから近くに来てくれと願ったところで、 ターザンでもない我々が動物と仲良くなるには、エサで釣る方法しかない。

でも動物園の動物に勝手にエサをあげてはいけない。 飼育員しかやってはいけないのだ。動物もエサくれる人=飼育員と思ってるだろう。

だからつまり、飼育員の格好をすれば動物が寄ってくるんじゃないのか。

小柳 健次郎



普段の動物の反応

普段の服装で普通に動物園を回ると動物たちはどんな感じか。 だいたいこんな感じです。


でかいハトみたいな鳥、無反応。
象、遠ざかる。

猿、寝てる。
ゴリラは少しこっちを見てくれた。

カンガルー、見向きもしない。
キリン、無関心。

ヤギ、落ち葉>僕。
コビトカバもシカト。

こうやって並べると僕だけ特別に無視されてるように見えるけど、たいてい誰でもこんな風に動物から相手にされないことが多いだろう。

しかしこれが飼育員だと動物たちの態度はまったく変わる。


飼育員登場。
ガン見するカンガルー。

飼育員というだけでこの注目。この格好で園内を歩き回ったら全動物からモテモテになってしまうではないかー。

 

飼育員のファッションチェック

訪れた上野動物園では飼育員の服装はこんなだった。


全体的に緑を基調としてる。

ということでこれに似た作業着を買い揃えてきたので、園内のロッカーで着替える。なおズボンは上から重ね着してるので脱いでません。


いま動物にさえ相手にされない人生から・・・

アニマルパラダイスな人生に・・・

変わる。

帽子が緑すぎたりジャンパーが濃い青だったりと、よく見れば本物と異なる部分は割とある。でもしょうがない。作業服店にだって品揃えの限界というものはあるのだから。(正直に言うとジャンパーの色は自分の勘違いだ)

しかし動物レベルだとそれぐらいの違いはほとんど分からないだろう。なによりこの溢れ出る「飼育員感」。心なしか歩く動作もキビキビする。


ニセ飼育員が行く。

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