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チャレンジの日曜日
 
蜀の成都で三国志三昧


三国志ファンならいくしか。

日本で三国志といえば横山光輝だろうか。僕は三国志といえば、「三国志」60巻をコンプリートしていた同級生の佐々木君を思い出す。彼はその後「項羽と劉邦」も買いそろえていた。佐々木君は元気だろうか。僕は「天地を喰らう」派です。

三国志の主人公は「劉備玄徳」と、劉備が建国した蜀という国の偉い人たちだ。劉備玄徳はよくわからなければ「とてもいい人」と思っていただければあながち間違いじゃないと思う。

その蜀の都が四川省の成都というところ。ここに行く機会があったので、三国志絡みのものを探してみた。

ライスマウンテン



なにはともあれ聖地「武侯祠」から

成都に来たらまず行かなくてはならないのは、武侯祠だろう。武侯祠とは武侯の祠で、武侯というのは蜀の国の出来杉君「諸葛亮孔明」という人のこと。この人を祭るとこなのだ。

三国志の話の主人公にして一国の主が劉備玄徳なのに、三国志の聖地では諸葛亮孔明が祭られることが、三国志を読んだことのない人にはわけがわからないかもしれないけれど、そういうもんだ世の中は。というか三国志を知らないのにここまで読んでくれてありがとうございます。


武侯祠の入口

武侯祠に入る入口には既に記念写真を撮る人が次々と。日本でも三国志ファンがいっぱいいるくらいだから、本国中国でも三国志ファンはいっぱいいるのだ。


入口の前ではテンションがあがったか、
「三国聖地」と書かれた岩によじ登る人も

雨なのにこの人の多さ

行ったときはあいにくのどんよりした天気で、途中で雨が降り出したが、それでも多くの人が一目蜀の偉人を見ようと訪れていた。

訪れた人々のほとんどが若い人だった。僕の知り合いのプログラマー曰く、会社には日本語も英語もカタコトな中国人スタッフがいるが、プログラム言語で意思疎通しているという。僕も中国語は十分なレベルだとは思わないので、筆談で蜀の英雄をそこら辺の観光客と熱く語りたいと思った。

でも傘がそれを邪魔したので妄想に終わった、ということにしておく。



まるで新宿アルタ前

奥に奥に進んでいくと、まず蜀の武将たちがガラスケースの中に展示されていた。三国志の漫画だとそれぞれが違う顔なのだけれど、ここにいる本物の武将たちは「一部だけ長い横髪」「長い口ひげ」をそれぞれ蓄えていた。お手入れが大変とかいう以上に、ナタとか剣とか振るのも面倒だと思った。

その武将たちを見終えて奥へ奥へ。すると中央に劉備、その両脇に劉備の義兄弟、副主役クラスの関羽と張飛の巨大な像があった。当然のようにそこには人だかりとフラッシュの嵐。そして感動さめやらぬうちに、その先に足を進めると、巨大な諸葛亮が。

「あぁっ!知ってる、この人」と芸能人を見るたびにプチ感動という、新宿アルタ前でお昼前に待機する気持ちを成都で味わった。


歴史的出来杉君「諸葛亮」

いい国王「劉備」

本物は意外とお茶目だった「関羽」 いかにも武力が99そうな「張飛」

イメージよりひ弱な顔つきの「趙雲」 シルクロードの僻地出身の強い人「馬超」

世界一強い老人「黄忠」 悲劇の知力99「ホウ統」

隠れた名軍師「ホウ統(ホウは广の中に龍)」の顔右側には、耳毛のような長い横毛がなかった。目を下にやると、その毛の塊がホウ統の手のひらにあった。

それが四川大地震の影響なのか、いつの間にか落ちたのか、一休さんのような謎かけなのか、それはわからない。既に来客を惑わせているあたり、さすが策士である。

今度から三国志のゲームを遊ぶときは、左毛のホウ統を重用し、大事に扱おうと思う。


ホウ統「我が毛をそちに与えよう、とはたぶん言っていない」

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