あたたかみの中にのぞく変さ
分類アバンギャルド×ホットの代表と位置づけたいのが下の写真、旗の台 東口通り。
オーソドックスな形のいかにも「ゲート」というゲートなのだが、右のところに今回言いたい、商店街ならではのヘンさが端的にあらわれているようなデザインがされている。
なんか伸びてる3本の柱、そしてまあるい照明。これぞという感じだ。
ちなみに脇についておひさまマークが、商店街の親しみをアピールしている。ここが“ホット”なポイントである。
駒込 アザレア通りも、オーソドックスかとおもいきや、商店街ゲートならではのアバンギャルドがひそんでいるタイプだ。
商店街ならでは、というデザイン手法がそもそもちょっとおもしろいものなのかもしれない。この手のゲートは続々と見つかった。
左上の東栄会は一見無難にまとまっているようで照明器具がもこもこしていて、やったな、という感じ。かっこいい。
照明というよりネオンがいいなと思ったのは、右の昭和通り。このまさに昭和なゲートを、猛スピードでベンツが走り抜けていった。
色づかいのアグレッシブ
形はそれほどアバンギャルドとはいえないものの、色づかいがアグレッシブなゲートもあった。
デザイン的にはそこまでへんとは言えないのだけど、この色味で毎日街のまんなかに立ってると思うとやっぱり、やってくれるなあ、という感想だ。
ゲート、プラスアルファのふしぎ
ゲートに横断幕を張るケースはいくつか見受けられたが、そういった、ゲートへのプラスアルファがまた唐突で、おお、と思わされたものもあった。
近隣のお寺と神社の名前が入っている。超ホット。
さらにこちらはクールなタイプなのだが、加盟店舗の名前が入ったちょうちんをつけてきた。一気にホットで、商店街ならではのふしぎさをかもしだすゲートになっている。
さて、ここまでが便宜上「アバンギャルド」と分類したゲートたち。集めてみたら、妙なバラエティの豊かさがあった。
人間だと、アバンギャルドでホットって美術大学のキャンパスにいる人々というイメージだろうか。と思って、ゲートを美大青春マンガの「ハチミツとクローバー」のキャラにあてはめようとして挫折した。
さて残りはオーソドックスな「コンサバ」タイプのゲートなのだが、これがコンサバとはいえ一筋縄ではいかないものばかりなのだ。
まずはコンサバ×ホット、「コンホッ」を。やはりどうしても語呂は悪い。