コーヒーカップとドーナツ
ぼくが得ているトポロジーの知識は、以前NHKで放送していた「ポアンカレ予想」についてのドキュメンタリー番組(『100年の難問はなぜ解けたのか(2007年・2009年)』)によるものがほとんどすべてだ。それによれば、トポロジーは物事を大雑把にやわらかく捉える数学の分野とのことだった。それにしてもドーナツとコーヒーカップが同じとは、そこまでやわらかくして本当に大丈夫なのかと素人ながら心配である。
ぼくが学生だった頃の数学の未解決問題といえば「フェルマーの最終定理」と相場が決まっていた(名前しか知らないですが)。それが解決されたあと、数学素人の耳にも届くようになった別の未解決問題のひとつに「ポアンカレ予想」があった。これも証明されたということでニュースになったのだと思う。 |