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ちしきの金曜日
 
東京より地方の方がいいと思うところ

地方の物価は本当に安いのだろうか?

「地方は賃金が安いけど、その代わり物価も安いでしょ?」
というセリフをよく聞く。が、コンビニを始め全国チェーンの店はどこも同じ値段。田舎だけ安いなんてことはない。電機製品なんかは競争がない分、逆に高いくらいだ。

もっとも、今はネット通販で安いところから買えるのでそれほどデメリットにもなってないけど。



久しぶりに新宿のヨドバシを覗いたらものすごく品揃えが良くて、物欲を刺激されまくった。
しかも朝9:30から営業。やる気に満ち溢れている。


「でも、家賃とか駐車場代は安いでしょう?」
というのは、たしかに一部当てはまるが、場所によってもずいぶん違うので当てはまったり当てはまらなかったり。

たとえば私が住んでる長崎は、地形的に平地が少ないため、家賃などは比較的高めで、割安感が弱い。もちろん、中心部からとことん離れればその限りではないけど。

 

が、食事に関しては俄然安いと感じる。


これにコーヒーがついて680円


物価の安さを感じることができるのは
私の場合、主に食事時だ。

上の写真は、以前勤めてた職場の近くにある割烹料理屋の日替わり定食(680円)。日替わりなので日毎に違うが、この日は天ぷら、お刺身、サバの味噌煮、小鉢、お吸い物で、それに食後にコーヒー。しかも、こんなにお得なのに混んでもないので、ちょくちょく通っていたら、そのうち店に入っただけで「ランチひとつ〜」と自動オーダーされるようになった。

この界隈には割烹料理屋が3、4件あっていずれも昼のランチのコストパフォーマンスが大変素晴らしい。


これで1050円


こちらは「まんま家」というところの1050円のお弁当。
写真が小さくて伝わりづらいが、お刺身、ステーキ、エビのてんぷら、お煮しめなど、普通に食べたらけっこうな値段になりそうだが、これだけ入ってて1,050円。安いでしょう?お肉も柔らかくて良さそうな肉だし。


これで750円はありえない。

こちらの日替わりランチもまた驚くべく安さで、この見るからにうまそうなステーキ(そして実際うまい)が、サラダ・スープ・ライス・コーヒー・デザートまでついて750円。値段設定間違ってないだろうかといつも心配になる。(日替わりなので必ずこのステーキが出るわけではない)

もしこれが東京だったら3時間待ちくらいの行列ができてるんじゃないだろうか?などと思うが、これまた並ばずにポッと行って食べられる。(たまに2,3人待ってる)
この店はコースもまた安くて、それについては以前記事に書いた。


カツ以外のすべてがお代わり自由。

初めて「浜勝」で食べた時も衝撃だった。
ごはん・キャベツ・漬物・味噌汁と、要するにカツ以外のすべてがお代わり自由。しかもランチ840円、夜でもオランダカツ定食なら1000円以下で食べられる。

学生時代、ごはんお代わり自由の焼肉屋に興奮して、ごはん一杯につき肉何切れで食べるか計算してたのがバカみたいだ。(ちなみに浜勝は今は東京にもあります)

 

…あれ?
だんだん、何を言ってるかわからなくなってきた。

というか、ほとぼりが冷めて、東京に人が多過ぎる件とかだんだんどうでもよくなってきた。

そんなに混まないのが地方のメリット (超普通ですんません)

食べ物の話をし出すとキリがないが、というわけで食事に関してだけは明らかにメリットがあるように思う。

東京でも安くてうまい店があるのはもちろん知ってる。が、そういうところはえてして混んでるのが問題だ。それも東京の場合、半端じゃない、それこそ1ページ目のホテルみたいな行列ができてしまう。

あとは電車かな。
地方は電車が空いてるのがいいです。

と、いろいろ書いたけど別に東京が嫌いというわけではない。
私のおふくろは、家が江戸時代から東京にあるという生粋の江戸っ子。なので親戚もたくさん東京に住んでる。さらにかみさんの実家も東京。うん、これだけでもいかに東京に人がたくさん住んでるかがわかります。。

(ああ、書けば書くほど、どれも普通のことばかりですね)


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