膠(にかわ)は動物の骨や皮から作られた接着剤で、画材屋さんなどで扱っているかなければ取り寄せてもらえる。
膠は買ったままでは固形のため使えないので、まず一晩水につけてふやかす。そのあと50度くらいの湯せんにかけて柔らかくして使うのだが、動物性なので水に溶いてしまうと数日で腐る。
ネガティブなことばかりを抜き出して話しているのではない、事実を淡々と述べているのだ。それにしても伝統的なやり方で日本画を描いている方々はこういうことを日常的にやっているのだろうか。絵のうまい下手以前に、僕にはなれないなと思った。 |