5000回
叩き続けて5000回。時間にすると開始から1時間くらいだろうか。
目立った変化はというと、表面がややツルツルすべすべになってきた。周辺部と中心部を比べると中心部の方がたくさん叩かれているだけあって変化は顕著だ。
こんなん見ても、なんだかわかりませんな
どこまで続ければいいのかわからないが、まだ先は長そうな予感がする。ただ叩いてるだけの単調な作業を続けると、つい意識が飛びがちになる。
ささやかな意識の表れとして、片面ばかり叩いているとよくないかと思い(具体的に何がよくないかはわからない)、裏返してみたりした。
果てしなく続く作業
7000回を超えたところで、手が痛みを訴え始めた。経過をメモする字が震えているのがわかる。
持つ手を変えてみたり、痛くない握り方、持ち方を工夫してごまかしてみる。するとうまいこと誤魔化されてくれるので、自分の手が馬鹿でよかったと思うぼくであった。
9000回以後の流れ
9000回を超えたところで思わぬ変化が…
裂けた
表面になっていた1枚に裂け目ができていた。これはどういうことだろう。
何度も叩かれることによって、微妙に薄くなっているということが一つの理由としてあるだろうか。ここまでで肌触りが違うことだけはわかっていたけども、これでちゃんと薄く延びているのとが明らかになった。
そして義務感にも似た意思によって再び金づちを握った。
11000回…
17000回で寒さに耐えかねてストーブを出し…
20000回目に味噌煮込みきしめんができた
こうして味噌煮込みきしめんは出来上がったのである。
ティッシュはどうなった
が、一方のティッシュの方は2万回叩いてどうなったかというと、1万回叩いた辺りから全くと言っていいほど、変化は見られなかった。
叩くのはここでやめにして結果を見たいと思う。
木目にひっかからないなめらかさ
叩きまくったティッシュは、もとのティッシュより大きくなっていた。色も薄くなっているようだ。
叩いたことによってティッシュのような薄いものにもかかわらず、さらに延びて広がってしまったのだろう。
肌触りはというと、なめらかで、うっとりするくらいである。しかし、あぶらとり紙のようなカサカサした感じはなく、元のティッシュのやわらかさを保っている。
あぶらの取れ具合はどうだろうか。顔のあぶらをとってみることにした。
見苦しい画像を掲載することをお詫びします
画像は左から、ただのティッシュ、叩いたティッシュ、あぶらとり紙である。
わかりにくい画像ですが、真ん中のティッシュでかなりあぶらが取れているのが見えるでしょうか。右のあぶらとり紙には劣らないものの、もとのティッシュと比べると歴然とした差があるようです。
ただティッシュがあぶらとりティッシュに変貌したのです。2万回のうち1万回無駄だったとしても、それは事実。
叩きすぎ注意
できあがりには満足のあぶらとりティッシュとなったが、むやみやたらに叩きすぎたために、その日の夜、金づちを持っていた右手がものすごく痛くなってしまった。
もしティッシュを叩いてあぶらとり紙みたくしたい方がいらっしゃったら、1万回程度でやめていただくか、そうでなければ枚数を増やす等していただけるとよろしいかと思います。