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ちしきの金曜日
 
狛犬をよく見たら子犬がいた


こういうの。こういうのがいるんです。

神社の狛犬をよく見ると、たまに小さい子犬がくっついていることに、僕は気がついた。たまらなくキュートな上に、子犬の位置もポーズも驚くぐらいフリーダムだ。
僕はにわかに狛犬に情熱を燃やし、都内28ヶ所の神社を自転車で駆け巡って撮影してきた。
今日は、そんな子狛犬たちを皆さんに紹介したい。

※狛犬は実際は犬ではないわけですが、今回は便宜上「子犬」と表現することにします。

加藤まさゆき



鎌倉の狛犬に子犬がいた

春のある日、僕は鎌倉に行き、狛犬に子供がいるのに気がついた。


子犬、すぽりっ。


いい位置にいる。

この時はそれくらいに思って、それ以上は気にとめなかった。
しかしこの夏、友人と赤城山を登りに行ったときに、神社でまたも子犬を発見した。


子犬、どーん。


踏まれつつも凛々しい。


そしてその翌週だったと思う、近所の中華料理屋に行ったときも、やはり店先の飾り狛犬には子犬がいた。


子犬、むぎゅー。

必死。


なんともいい位置での踏まれっぷりである。全力で親犬に抵抗するさまには、逆に親犬の愛情すら感じる。

 

自由な位置に子犬がいる

知らなかった。
これまで何百回と見てきた狛犬、その狛犬に子犬がいたのだ。しかもおのおの自由な位置に。
この、自由な位置に、というのがポイントである。今回、僕の興味を大きくひいたのはこの点だ。子犬の大きさもポーズも型が無く、それぞれが思い思いの位置にいる。特にこの最後の、踏まれてるバカっぽさと頑張りは何とも言えない。
僕は早速カメラを持って、つくば市にある近所の神社に出掛けてみた。

そしていきなり衝撃の事実にうちのめされる。


子犬に対する期待で胸が膨らむ。


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